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紙とペンを貰い用件だけかいて宗村さんに渡した。
ストローク駐日大使 ラキタア TOC違反 日本人 とだけ書いた。
許可はあっさり下りたと想像がついた。それもそのはずだ。
小一時間も経たないうちに母国の外交官が飛んできたのだから。
「私は参事官をしているシャリーフです。」
「私はサミルです。一等書記官をしています。」
この場にいるのは私と外交官2人
一等書記官は盗聴・監視の可能性を探っている。
問題ない事を確認するとシャリーフが口を開いた。
「担当直入に聞く。君はどこまで知っている。」