こんなところ言われなくても出て言ってやります! 〜『能無し聖女』と言われている私に何故か皇太子殿下が求愛してきます〜
私はリーテリア。とある理由で家族から教会に売られた聖女です。私の教会での呼び名は『能無し聖女』。司教や神官から日々、暴力や暴言などをされる蔑まれた聖女なのです。そして私と同じ聖女であるクローディアさまは私に仕事を押し付けてくるだけでろくに仕事をしません。なのにその手柄は我がもののように皆に示します。故に私は『能無し聖女』。けれど本当の私は『能無し聖女』なんかではありませんが、別にいいのです。教会から出て行けるようになるときを私は待っているだけなのだから。*****そして私が待ち望んだ日がやって来ました。なのになぜ私は皇太子殿下に求愛されているのですか!? 「悪いな、リーテリア。俺はお前を気に入ってしまった。だからお前を離すつもりはない」「!?」
***一応、前編後編で終わりです
***一応、前編後編で終わりです