表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

965/1194

春夏秋冬 あなたが好きよ

詩のような作品です。

春はときめきの季節

あなたとの出会いもそうだった


芽吹き

風吹き

足取りは軽くなってゆく


そして


それと共に恋も芽吹く


特別な感情が生まれるのは

大抵この時期なの


あなたと出会ったのも春

あなたに惚れ始めたのも春


春夏秋冬 あなたが好きよ


夏は爽やかな季節

あなたともたくさん走り回った


海辺で

日射し浴び

心通い合ってゆく


そして


それと同時に心も繋がる


特別な関係になってゆく

この時期だからこそ


あなたと恋人になった夏

あなたと遊べた夏


春夏秋冬 あなたが好きよ


そして秋が来て

私たちはより特別な二人になる

まんまるお月様に祝われて

婚約者同士になった


あの時はどこまでも嬉しくて


毎日

浮かれて

雨の日さえ楽しかった


そして


幸福な未来を想像しては

一人でもにやけていたの

あの頃は夢をみていたわ


春夏秋冬 あなたが好きよ


そして訪れた冬

あなたは突然言ってきた


「婚約、破棄するから」


そして


心にも冬が到来

胸の奥まで冷えきって

言葉も出せない

唇が暗い色をしている


ああどうして


こんなことになってしまったの


毎日

繰り返す

心離れてしまった理由探す


悲しくて泣き


切なくて泣き


それでも今も

あなたのことが好きで

どうしても忘れられず


春夏秋冬 あなたが好きよ


それは本心なの


お願い帰ってきて

もう一度やり直して

言いたいけれど

言えるはずもない


だってもう終わってしまったから


春夏秋冬 あなたが好きよ


それが本心なの

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ