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いつの間にか婚約破棄されていて……。

「そういえば、婚約破棄されたんだってね!」


 女友達からいきなり言われた。


 意味が分からず戸惑う。


「違うの? あれってガセネタ?」

「特に聞いていないけれど」

「うそぉ」

「ちょっと待って、確認してみるわ」


 従者に確認してみたところ、婚約破棄は事実だった。


 つまり、私はいつの間にか捨てられていたのだ。


 気づかぬうちにゴミ箱に入れられていたようなものか……。


「事実だったみたい……」

「あのね、そのことで話があって」

「話?」


 今はあまり明るい気持ちにはなれない。


「あたしと付き合わない?」


 彼女はさらりと提案してくる。


「え……」


 口を閉じられない。

 相応しい言葉を見つけられない。


「実は前から気になってたんだ」

「ええっ……」

「嫌かな? もしそうだったらごめん」

「あ、ううん! そんなこと……!」


 彼女のことは友達だと思っていた。

 それがいきなり、付き合う、だなんて。


「考える時間……貰ってもいい?」

「もちろん!」


 その後私は彼女と結ばれた。



◆終わり◆

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