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婚約破棄された日 花が咲いた
詩のような作品です。
婚約破棄された日 花が咲いた
泣いていたのに
悲しくて仕方なかったのに
それを笑うかのように
ずっと育ててきていた花が
咲いた
まるで皮肉みたいね
悲しい時に
辛い時に
花開くなんて
ずっと楽しみだった
この花が咲くのが
大切な子のような宝物
それが開く瞬間には
きっと笑顔でいると思っていたのに
婚約破棄された日 花が咲いた
でもどうしてかな
何とも言えない気分だけれど
少し口角が持ち上がる
苦笑かもしれない
それでも気づけば
心の中の雨はやんで
ほんの少しだけ
心が軽くなっていたみたい
婚約破棄された日 花が咲いた
咲いた




