表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

822/1194

私は彼を愛している。だからいつまでも共に在りたい。――たとえ贅沢過ぎると言われたとしても。

 私は彼を愛している。

 だからいつまでも共に在りたい。

 想いあっていたい。

 どんな谷も山も嵐も越えて、いつまでも、隣り合って笑いあっていたい。


 ――そう思うのは贅沢だろうか。


 他人は時に心ない言葉もかけてくるもの。

 私も言われたことがある、一生一緒にいたいだなんて贅沢なことを言い過ぎた、と。

 けれども私はそうは思わない。

 贅沢でも良い、贅沢な夢を持つことは悪いことではない。

 この場合私が少々贅沢なことを願っていたとしても誰かを傷つけるわけではないから。


 いちいちあれこれ言ってくる人たちは、私が夢を抱けることが気に食わないのだろう。だからそんなことを言って夢を壊そうとしてくるのだ。だからその人たちの言葉には耳を傾けない。耳に蓋をすることが良いことでないと分かってはいて、それでもなお、己が信ずる道を行き己が抱いた夢を望み続ける。


 私の夢、私の願い、それは誰にも消せはしないもの。


 誰が何と言おうが誰が気に食わず壊そうとしてこようが関係ない。


 私は彼を愛している。

 だからいつまでも共に在るのだ。

 今と変わらず想いあっていたい。

 どんな谷も山も嵐も越えて、いつまでも、隣り合って笑いあっていたい。


 そのために生きてゆく。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ