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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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覚えている? あの日の

詩のような作品です。

婚約者同士となった日から

私たちは特別な二人になった

それがとても嬉しくて

何度も笑い合ったよね


覚えている?


あの日の言葉


覚えている?


あの日の笑顔


婚約者同士となった日から

私たちは他にはない二人になった

それがとても幸せで

何度も見つめ合ったよね


覚えている?


あの日の感情


覚えている?


あの日の視線


あの時はずっと一緒にいられると思っていたの

だって私たちは特別な二人だから

私にとって貴方が特別であるように

貴方にとって私は特別なのだと

あの頃は迷いなく真っ直ぐに信じていた


覚えている?


手を握った瞬間の嬉しさ


貴方は

他の人で塗り替えて

もう忘れてしまったかもしれないけれど

私は

今でも鮮明に

覚えているから思い出せるから


「悪いな、愛する人ができたから婚約は破棄する」


だからこそ辛かったの


貴方の言葉


終焉の言葉

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