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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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生きていきたかった

詩のような作品です。

悲しいことね

貴方から婚約破棄を告げられた時

私は何も言えなかった

黙って頷いてしまった


本当はあの時

はっきりと言葉を返すべきだったの

そうすれば少しは抵抗できたかもしれない

今も時折そう思い


心のどこかで

悔いているの


私はあまりに弱くて

貴方の手を掴めなかったから

簡単に手放してしまった

愛している貴方のことを


悲しいことね

貴方から婚約破棄を告げられた時

私は何も言えなかった

黙って頷いてしまった


あの時少しでも強くなれていたら


あの時少しでも強くあれていたら


何か少しは変わったのではないかと

どうしても思ってしまう

何度も何度も繰り返す思考は

時が流れても変わらずに

波のように寄せては引いてを繰り返し


この胸に

小さな傷を負わせる


貴方の隣にいたかった


変わらず笑っていたかった


貴方と生きていきたかった


あの頃のように笑っていたかった


喧嘩をしても

仲違いしても

またいつかは手を取り合って


生きていきたかった

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