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婚約破棄を告げられ、悲しみの中で。

 今日、婚約者から、婚約破棄を告げられてしまった。


 私が信じてきたもの。

 私が見つめてきた未来。


 すべては壊れ終わってしまった。


 今は夜空を見上げても星も見えない。暗闇は無限。何もかもが暗がりで、希望という名の小さな光一点さえも見つけ出すことができない。それほどの悲しみと絶望の海の中、私はただ、機械人形のように呼吸だけを繰り返している。


 こんなに虚しいことがあるだろうか。


 彼と過ごした楽しかった日々、幸せを感じた時間、それらは今も鮮明に思い出せる。


 いや、今はもう失った後だからこそ、明るかったあの頃が鮮やかに蘇るのかもしれない。


 いつの日か、この夜は明けるだろうか。

 希望という光に出会える日は、いつかは訪れるのだろうか。


 そんなことを思う、夜。



◆終わり◆

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