表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

633/1194

わたしにはあなたが必要だった

詩のような作品です。

たとえあなたがわたしを要らないと言っても


わたしにはあなたが必要だった


だってあなたが何よりもの宝だったから


あなたを愛していたから


あなたは気づいていなかったのかもしれないけれど


わたしは何より誰よりあなたを愛していた


ただあなたが好きで


どこまでも好きで


たとえ馬鹿だなと言われたとしても傍にいたいくらい


あなたの海に溺れて終わりたいくらい


いつまでもあなたといたかった


たとえあなたがわたしを要らないと言っても


わたしにはあなたが必要だった


けれどもあなたはわたしを必要としていないから告げたの


婚約破棄


それは面と向かって要らないと言われたようなもの


その言葉は深く突き刺さる


愛に


愛抱く胸に


突き刺さって抜けない


矢のように


それでもわたしはあなたを嫌いにはなれず


この胸に宿る愛は消えず


たとえこの胸がこの身が紅く染まるとしても


それでもなお愛している


あなたを欲している


水を飲むように


塩を舐めるように


あなたという存在を欲し続けている


わたしにはあなたが必要だった


願いは叶わなかったけれど


それでも


わたしにはあなたが必要だった

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ