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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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愛されなかった でも 愛されている

詩のような作品です。

愛されなかった でも 愛されている


婚約者は言った

お前なんて誰にも愛されないぞ

そんなことを

平然と

口から発した


さらに

気に食わないからと婚約破棄を言い渡し

私を捨てた

私には何も言わせないままで


それでも出会えた

幸せに


幼い頃から私を少し離れたところから見つめてくれていた

そんな人に出会えて

彼は私に言った

愛されないなんてことないと


愛されなかった でも 愛されている


私は今

夢の中にいるのかもしれない


時にそう思う

でも

だとしたら

それでもいいとも思う


幸せが欲しい

何よりも

たとえそれが夢でも幻でも

欲している

温かな世界を


愛されなかった でも 愛されている


かつて私を捨てた彼が

惚れていた人から急に捨てられたと聞いた


もっと良い人が愛してくれているから


そう言われたらしく

急に投げ捨てられたのだとか


彼は今地獄の中にあると

そう聞いても

特に何も思わない

可哀想とも

特には思えない


愛されなかった でも 愛されている


私たちは異なる道を歩む

それもまた

彼と私の選択の果て


私は


愛されなかった でも 愛されている

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