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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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失礼な婚約者には無敵のざまぁスキルで反撃! そして私は幸せになりま~す! ……なんてね。

「お前ってさ、馬鹿まる出しだよな」

「え?」

「そうそうそういうところだよ。短文もぱっと理解できねえとか馬鹿としか言い様がねえだろ。はは、この期に及んでそれとかないわ」


 私には特別な力がある。

 そう、それは――ざまぁスキル――そんな力だ。


「じゃ、そういうことで、婚約破棄するんで」

「えっ……本気?」

「あたりめえだろ、冗談とかいわねえよこんな時に」

「そう、ですよね」

「馬鹿だろ? 冗談と思うとか。ははは! やっぱ馬鹿だなぁ」


 さて、そろそろスキルを使うとしようか。


 刹那。

 窓が割れた。


 外から室内へ飛び込んできたのは大きな石。


 それが目の前の彼の脇腹に命中する。


「ぐほっ」


 彼はその場で倒れ込む。

 涙目になっている。


「いてぇ……いって……いてぇよ……お、おい! 助けろよ! 婚約者だろうが!」

「はい?」

「な、何だその態度……」

「私はもう婚約者ではありませんよ? 婚約破棄、そう仰っていましたよね? では――これにて。失礼しますね」


 彼の顔が絶望に染まる。


 ま、自業自得だ。


 その後彼はこうもりの群れとからすの群れに同時に襲われたそうで、その際に負った傷によって死に至ったそうだ。


 ちなみに私はというと、あるダンスパーティーにて出会った男性と結ばれた。


 今は幸せになれている。

 何なら前の彼と生きているより良かったかもと思えている。


「はぁーっ、今日もいい天気!」


 では、今日も一日元気に過ごそう!



◆終わり◆

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