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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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愛は永久に。~婚約破棄された直後に出会った私たちは~

「貴女を愛しています」


 触れる指先。

 絡む視線。


 今、私と彼の心は、確かに通い合っている。


「私も。貴方が好きよ」


 言葉だけではない。

 それ以上に。

 心で触れ合う、特別な二人だけの距離がある。


「ずっと一緒にいたいです」

「私も」


 私たちには明るい未来がある。

 そう信じている。


 だって、だって、私たちは――あの絶望の中で出会い、ここまで来たのだから。



 ◆



 彼と出会ったのは今から二年前。

 私が幼馴染みだった婚約者から婚約破棄され絶望していた時。


「どうしてそんなに泣いているのです?」

「え――」


 道端でしゃがみ込んで泣いていた私に彼が声をかけてくれた。


「大丈夫ですか」


 そして手を差し出してくれた。


 あの瞬間がすべての始まり。

 絶望の闇から彼の腕が私を救い出してくれた。



 ◆



「きっと、幸せになりましょ」

「もちろんですよ」


 あの時、巡り会えた奇跡。


 それを携え。


 未来へと行く、この道の先へと突き進む。


「改めて、よろしくお願いします」

「ええ! よろしくね!」


 闇は去った。


 愛は永久に――。



◆終わり◆

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