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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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今までありがとう。貴方が好きでした。~想いは永久に~

 今までありがとう。

 貴方が好きでした。


 たとえ貴方が私との婚約を終わらせても――それでも言いましょう。


 ありがとう、と。



 ◆



 貴方が「もう終わりにするよ」と言った日、私は死を選びました。

 そうして星となった私。

 今も貴方と貴方がいる地上を密かに見守っているのです。


 婚約者であった貴方に終わりを宣言されたことはとても辛いことでした。それは、呼吸を制止するようなものであり、首を断つようなことでもあったのです。私にとっては。それゆえ、貴方という存在を失い行くべき道を失った私は、世から消えることとなったのです。


 それでも、貴方を憎んではいません。


 私は今も貴方を想い続けている――たとえどれだけの時が経とうとも、貴方を愛しているその心に変わりなどないのです。


 もしも貴方が私を思い出したなら。

 高い空を見上げてください。

 その時には星になった私はそっとウインクするでしょう。


 ありがとう。


 これからも、ずっと、遥か上空から見つめていますね。



◆終わり◆

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