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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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婚約破棄されましたが、仕事で大成功! 大金持ちになれました! ~こういう人生もアリですね~

 そこそこ裕福な家に生まれ、穏やかに愛されて育った私ですが、婚約者であったルークからボロクソに言われて婚約破棄されました。


 その時はショックでしたよ。

 そこまで否定されたことはありませんでしたから。


 もちろん、私は私なりに傷つくことも経験してきましたし、嫌な思いをするようなことをされた経験もあります。これまでずっと大事に大事にされてきたわけではありませんし。嫉妬から嫌がらせをされて泣いた夜だってありました。


 でも、ルークのことは好きだったので、だからこそ辛かったのです。


 愛している人からすべてを否定される。

 しかも婚約破棄されて。

 説得もさせてもらえずに縁を断ち切られる。


 それはとても辛いことなのです。


 でも、私は、前を向くことを選びました。

 今は辛くとも幸せを掴むことはできるのだと思ったからです。


 その後私は親の知人から得た商品を他者へと売る商売を始めました。取り敢えず仕事をしてみよう、と思ったのです。


 で、初めてみたところ、その仕事が大成功しました!


 自分でも驚いたほど。

 こんな風になる未来なんて少しも思いませんでしたけれど。


 でも、これは現実。


 気づけば大金持ちになっていました。


 金持ち名鑑に名が載ったほどです。


 ……それに関しては、ややこしいので、後に掲載をやめてもらいましたが。


 そうして大金に恵まれたちょうどその頃、ルークがやって来て当たり前のように「もう一度婚約しないか?」と言ってきました。


 もちろん断りましたよ。


 だって、彼は、かつて私を傷つけました。

 もう一度縁を持つなど絶対に嫌です。

 それに、金目当てなのがまる出しなので、なおさら不愉快です。


 二度と近づかないように伝え、彼とは別れました。



 ◆



 あれから十年、私は自宅を購入して両親と三人で住み、ゆったりと暮らしています。


 何にも縛られない日々、何よりも素晴らしいものです。


 もちろん、こういった人生だけがすべてとは言いません。素晴らしい人生、なんて、星の数ほどあるものですから。人の数だけ理想がある、それは当然だと思うのです。


 ただ、私にとっては、今の暮らしが最高のものです。


 ちなみにルークはというと、あの後大金持ちの家の娘である女性と結婚したそうですが女性の父親に大変嫌われてしまったそうで、日々虐められることとなってしまったそうです。

 しかも、ルークが妻の家へ行って彼女の親と一緒に住む形だったため、なおさら酷い目に遭い続けることとなったそうです。



◆終わり◆

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