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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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貴方と共に幸せに生きてゆけると思っていたのに……あの春の日からずっと。

 あの春の日、花見会にて、貴方に出会った。


「初めまして」

「あ……は、初めまして。花、綺麗ですね……」

「心が綺麗ですね」

「え」

「いや、急に変ですよね、すみません。ただ、花を綺麗に思える心が綺麗だな、と思いまして」


 あの日私は貴方に惚れた。


 それから関係は変わっていく……そして貴方と婚約できた時、涙が出るくらい嬉しかった。


「共に頑張りましょう」

「はい……!」

「あなたと生きていけることを嬉しく思います」


 これからはずっと貴方と一緒にいられる。

 そう思うだけで笑みがこぼれて。

 一人でいる時でさえ笑いが込み上げてくるほど幸せだった。


 なのに……。


「婚約は破棄する」


 そう告げられて、私は光を失った。


 貴方と共に生きてゆくものと思っていたのに。

 それは突如叶わぬ願いとなり。

 抱いていた夢は完全に消え去ってしまって。


 ……貴方が私のすべてだった。


 なのに貴方は私を捨てた。


 では私はこれからどうすればいいの?


 今はまだ、闇の中にいる。



◆終わり◆

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