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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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幸福を司る星の聖女との婚約を破棄するとこうなります。

「お前が星の聖女だか何だか知らねーが、王子の俺に指図できると思うなよ。お前は女だろ、俺に従うのが当然なんだ。そんなことすらできねーやつは……こうなる。お前との婚約は破棄とする!!」


 幸福を司るとされる、星の聖女。

 私はその現在の代だ。

 大人の事情も色々あって、王子オーガレンスと婚約したのだが……今日、ついに、婚約破棄されてしまった。


 でもそれでも構わない。

 婚約破棄されようがされまいが私のすることは変わらないから。


 私はただ、皆の幸福のため祈るだけ。


 ……ただし、今日からは、オーガレンスだけは例外だ。


 彼の幸福は祈らない。



 ◆



 その後オーガレンスは酷い目に遭ったようだ。


 まず、あの婚約破棄を宣言した日の夕方に、可愛がっていた犬五匹が一斉に死亡したらしい。で、さらに、その日の晩には城の階段から転落し頭を打って気絶したらしい。医師がたまたま近くにいたこともあり命は助かったが、それからというもの物忘れが激しくなり、数分前に話したことも覚えていないようなことが多発したそうで。良いとされる医師に診てもらうも改善はせず。それによって、彼は、父王の判断で森の奥の別荘へ送られたそうだ。王位継承権は剥奪となったらしい。


 オーガレンスは今、森の奥の別荘に閉じ込められ、そこで寂しく生きているそうだ。



◆終わり◆

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