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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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君を愛していても、もう絶対に想いは届かない。

 君を愛していても、もう絶対に想いは届かない。


 だってもう僕たちは婚約者同士じゃない。

 だから二度と共に過ごすことはできない。


 あまりにも辛い事実だよ。あんなに愛していた、いや、今でも愛しているのに、その君ともう二度と笑い合えないなんて。しかも、君に拒まれての終わりだから、なおさら辛く悲しいよね。もちろん事故的な急なお別れだって衝撃が大きいし辛いけれど、でも、まだ希望はある。生きていれば、っていう、ね。でも、はっきり拒否の言葉を告げられて婚約破棄されてしまったら。それはもうごまかしようがない。君が僕を受け入れなかった、それが鮮明に浮かび上がってしまう。


 昔は楽しかったなぁ。


 二人で空を見上げて。

 あれこれ言って楽しく過ごせたよね。


 戻れるならあの頃に戻りたい。

 そしてもう一度やり直して。

 今度こそ君の心をぎゅっと掴めるようになりたい。


 でもそんなのは無理なことだよね。


 今は一人、空を見上げるよ。


 暗い空。

 一人見上げる今日は星なんてないんだ。


 君と見ていた頃はたくさんの星が煌めいていたのに。


 それが余計に悲しいよね。


 君を愛していても、もう絶対に想いは届かない。



◆終わり◆

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