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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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婚約破棄を告げられ切ない気持ちを抱えていたら。

 今朝、婚約破棄を告げられた。


 私のことを好きになれないから、だと。

 それが理由らしい。


 正直薄々感じてはいたのだけれど……直接言われるとやはり少し切なかった。


 だってそうだろう?

 あなたには価値がない、と言われているようなものなのだから。


 世の中にはいろんな人がいて、いろんな価値観があり、いろんな感性がある。良いもの、悪いもの、なんて、見る者によって変わるもの。


 それは理解しているけれど、それでも切なさは消えず。



 ◆



 翌日、近所に住む幼馴染みがやって来た。


「婚約破棄されたんだって?」

「何それいきなり。感じ悪いわよ。これでも一応弱っているのに」

「嬉しいよ!」

「は?」

「だって……これで君に結婚を申し込める!!」


 ……理解不能だ。


「励ましてるつもり? なら余計なことしないで」

「違う。本気だよ」

「え……、ちょ、何を言い出すの?」

「だ、か、ら、本当はぼく君と結婚したかったんだ」


 婚約破棄を告げられ切ない気持ちを抱えていたら。


 唐突に始まっていた。


 新しい物語が。



◆終わり◆

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