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さくっと読める? 異世界恋愛系短編集 2 (2022.3~12)  作者: 四季


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あなたと過ごせた日々は今も私の宝物です……。

 あなたが唐突に告げた婚約破棄。

 それによって二人の関係は壊れてしまいました。


 私は今、とても悲しい。


 あなたを愛していた。心の底から。すべてを犠牲にしてでもあなたに尽くせるほど、あなたを愛していたのです。だからこそ、あなたと離れなくてはならないことになってしまったのは悲しいこと。その悲しみは、深海魚に出会えるほどに深いのです。


 けれど……。


 あなたが婚約破棄を望んでいるのなら、私はそれを受け入れます。


 あなたのためにできることが別れることなら。

 それも仕方ないと思える気がするのです。

 だから私はあなたから離れることも受け入れられたのです。


 涙は出ます。

 それは止まることを知りません。


 けれども、この痛みがあなたのためになると思うだけで、私はこの痛みを受けることを受け入れようと心を決めることができます。


 あなたと過ごせた日々は今も私の宝物です……。


 あの日々はこれからも私の中で輝き続けるでしょう。


 悲しみは深く。

 だからこそ輝きも強く。


 楽しかったあなたとの日々は、永久に、私の胸のうちで光を放ち続けるのです。


 もしあなたが私との時間を忘れたとしても。

 私がそれを忘れることはありません。


 あなたと過ごせた日々はいつまでも私の宝物なのです……。



◆終わり◆

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