表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
220/1194

婚約破棄、されてもなお、あなたの隣にいたかった。

「僕たち、もう終わりにしようよ」


 あなたがそう言った時、私を支えていた支柱が折れて真っ二つになった……気がした。


「婚約は破棄ってことで」


 あなたは私を支えるただ一本だけの柱だった。

 あなたという存在、それが、私を生かし続けていた。


 でもそれが折れて。


 あなたと離れるということは、私の終わりが見えたということと同義。

 そう言っても過言ではない。

 それほどに、私は、あなたのことを愛していた。


 その日をもって私たちの婚約は破棄となり、私とあなたの行く道は別のものとなってしまった。ただ、それでもなお、私の中のあなたへの想いは消えず。むしろ、離れたことでより一層燃え上がってゆくかのようであった。


 婚約破棄、されてもなお、あなたの隣にいたかった。


 あなたへの想いは消えない。


 あなたへの想いは、今でも、胸の内で静かながら熱く燃え続けている。



◆終わり◆

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ