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いつからかな? 貴方が私だけでなくなったのは
詩のような作品です。
初めて貴方に触れた時
何だかとても嬉しくて
特別な色を見た気がしたの
意味もなく楽しさを感じた
でも……
いつからかな?
貴方が私だけでなくなったのは
いつからか変わってしまった
二人の関係は
時と共に色を変えてゆく
移りゆく色は
元には戻らない
もう戻せない
それは時を巻き戻したいというようなもの
あまりに無謀な夢
移りゆく世界は
元には戻らない
そしていつか
その終着点へとたどり着くのでしょう――
婚約の破棄
それを貴方が告げた時
私たちの世界は音を立てて崩れる
その時までまだ少し
時間があるとしても
かけちがったものは直せない
すれちがう道は離れゆくばかり
いつからかな?
貴方が私だけでなくなったのは