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じゃんけんぽん して 恋のおまじない
詩のような作品です。
じゃんけんぽん して
恋のおまじない
こどものころは 信じてた
だけどね今は
もう信じない
信じられない
だってあれが偽りだって
気づいた時に
春は終わった
じゃんけんぽん して
恋のおまじない
なんて
子どもの遊び?
馬鹿げてるみたい
だって叶わない
婚約破棄を告げられたのも
貴族に女に彼盗られたのも
おまじない した
直後だったから
もう信じられない
もう信じないし
誰が何と言っても変わらない
私は
私は
変わらない
じゃんけんぽん して
恋のおまじない
こどものころは 信じてた
あの頃はまだ
幼くて
夢も 希望も 見つめていられた
楽しかったな




