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かつて誰よりも愛おしく思っていた人
詩のような作品です。
寂しい気持ちになった時
いつも貴方を思い出すの
懐かしい貴方
かつて誰よりも愛おしく思っていた人
でもきっともう
二度と会うことはできない
だって関係は終わってしまったから
婚約は破棄となったから
貴方を想っていた頃の
感情の欠片
まだ微かに残っているけれど
見て見ぬふりをして
ずっと歩いている
切ない気持ちになった時
いつも貴方を思い出すの
過去に溶けた貴方
かつて誰よりも愛おしく思っていた人
貴方を愛していた
ずっとずっと
強く強く
けれども離れてしまった
あがいても
無駄だった
これが運命だったの?
きっとそうなのだろうと
思わなければ
あの頃は歩めなかった
生きてゆけなかった




