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聞けない 本当のことなんて

詩のような作品です。

彼女の顔を見た時

気づいてしまった

貴方が裏で何をしているのか

貴方にどんな秘密があるのか


けれども聞けずにいたのは

本当のことを知るのが怖かったから

どうしても聞けなかった

剣に貫かれる勇気なんてなかった


それでも確信はあった

貴方の心は彼女に向いていると

だからこそ問えなかった

現実を見ることが恐ろし過ぎて


「ごめん。婚約、破棄する」


だからそう告げられた時

少しだけ安堵している私がいた

秘密が秘密のままなら

沼に沈み込んでいるような気がして

不安がどこまでも膨らむ


「分かった」


泣きたかったけれど

嬉しさもあって


もうこのもやもやから解放されるのだと

そう思う時

ほんの少し心が軽くなる気がして

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