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今度は 貴方を地獄へ落としてあげる
詩のような作品です。
貴方との出会いは特別なものだった
まるで数年分の春が一斉に来たかのような
そんな気分で
花が咲き乱れるみたいに
心が躍っていた
貴方との婚約は特別なものだった
まるで百年分の春が一斉に来たかのような
そんな感覚で
花が咲き乱れているかのように
心は舞っていた
けれども
そんな私を
地獄に
突き落としてしまう
悪魔みたいな
人は貴方
何の前触れもなく
婚約破棄を告げてくるなんて
思わなかった
ああどうしても耐えられない
誰よりも愛おしい人だったのに
誰よりも憎い人になってしまった
貴方への想いは
いつしか負の感情へと変わり
貴方を
傷つける感情へと変わる
今度は 貴方を地獄へ落としてあげる
あの時貴方がしたように
真似をしてあげるの
今度は 貴方を地獄へ落としてあげる




