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エンディング①

こちらいつもより長文にて失礼いたします。


主人公:アザミ、今助ける!

アザミの手を握る。私の力だけじゃひっぱりあげられない。うう…あれ?誰かが一緒に私と引っ張り上げてくれてる。


シオン:手を貸す。引っ張り上げろ!


主人公:シオンさん。


シオン:せえの!


ナレーション:しかし、影がシオンの下にも作られてしまう。シオンは影へと落ちる。


シオン:うああああ!


主人公:シオンさん


アザミ:きゃああああっ


主人公:アザミ!


トネリコがまた影からでてきた。また襲い掛かってくる!!


主人公:トネリコやめてぇっ。私が叫ぶとピタリとその動きが止まった。


トネリコ:手を…だすな…アリウム!


アリウム:こしゃくなぁ!


アリウムと呼ばれた者はその場にいないのに

トネリコが声をあげるとまるで自分でオウム返しするようにトネリコがこしゃくなと言った。



トネリコは黒い影に入って行ってしまう。影はズルズルと道を這いずっていく。


主人公:待ってトネリコ!待って!


私は影を追った。追いかけたその先はビルの隙間。

その奥。トネリコがいるのを見つけた。


主人公:トネリコ!


トネリコ:ハァッ…ハァ…俺を…俺を…殺してくれ。

俺を殺してくれ。


主人公:殺してくれってどうしてよ。何言ってるのよトネリコ!!


トネリコ:信じなくてもいい…本当じゃないって思ってもらってもいい。だが事実はここにある。


俺は…


俺はこことは違う世界で戦っていた。


国のため、人のため、家族のために…


ここで言う勇者のように。


だが、おれは敗北してしまった


大きく黒いクジラのような魔物に世界は食われていった。俺はなんとかそいつを封印しようとそいつを…アリウムを自分の身体に取り込んだ。崩れ行くあちらの世界から俺は異次元の穴を開けてこの世界に逃げこんだ。




アリウム:クククッ。


我は身体にいろいろなもの食い、溜め込むのよ。


今もそいつらは我の中で生きている。それが我の力の根源になるのさ。


トネリコ:出てくるなっアリウム!


アリウム:クククッ。


だが封印はしきれていない。今も一人、また一人と


我は人を食った。お前の身体ものっとって我が体に戻りて完全復活しこの世界も食ろうてやるわ


トネリコ:…俺はこの世界に助けられた。食堂の人達も居場所をくれた。


話しかけてくれたシオン


ちょっかいをだしてくるけど優しいアザミ。


そして…俺のひとめぼれだったあなたに出会えたことに感謝するよ。


そんなあなたとみんながいる世界を壊したくないだから。




トネリコ:お願いだ。俺を殺してくれ。


主人公:そんな、私は…私は…


トネリコを殺したくない



主人公:トネリコを殺したくないの!嫌だよトネリコ!


トネリコ:ぐああああっ


主人公:トネリコォ!


アリウム:もうお前は抵抗できない!私はお前の封印を解く!!


ナレーション:みるみるうちにトネリコのその姿は真っ黒のクジラのような姿に変わる。


ビルほどに大きなそれは私達を影で覆う。


そいつは口を大きく広げた。




次の瞬間…バクンッ。




そして私は一飲みにされたのだった。


アリウム:さあ、世界を食い尽くそう、人も町も丸飲みだ


クククッハハハハハッ!!




「終わり」





エンディング①は

バットエンディングです。


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