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ほうき星の素  作者: 萩原 學
35/50

半分

秋が出かける

風が葉を揺らし

まだ何も書かれてはいないが

ひっそりと笑う声

優しげに盛り上がる声

聞こえないように告げる声

埃のように枯葉色の蝶が舞う

誰もが見ないふりをする

火葬場から上がる煙を見てしまったように

だが青空は何も言わない

鬼のように西日が照らしつけるとき

大事なことを思い出したように

人々は竈の支度を始め

初めて見たように家族を迎える

見ていなかったものは告げぬまま

何かをかき混ぜる音

珈琲の香りと音楽

ただ明日を迎えるためにだけ

日が沈み月が上る

その半分が欠けているのだが

GAGA #61 2014年12月

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