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ほうき星の素  作者: 萩原 學
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墓参

まだ誰も来ていないからといって

そんなに浮かれて走るものではない

そう諫めてくれた人の顔も名前も覚えていないが

たぶんこんな具合に花吹雪舞い散る中だったと思う

いや針葉樹が葉を散らす頃だったか

蟷螂が葉っぱか何かに卵を産み付けていたこともあったか

とにかくそんな風に走り回る季節が僕にもあったということで

でも走り回った先に何があったかはもう覚えていないのだ

墓地だったか公園だったか神社だったかあまり走るに適した場所でも無かったはずだ

おそらく年齢的にも母だか先生だかに手を引かれていたはずなのだが

その後だったか前だったかももう思い出せないのだ

僕自身もだんだん白くなっていて

いつかは全てが真っ白に戻ってしまうのだろう

良いも悪いもなく

GAGA#76 2019年12月

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