表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
織田信長の常勝将軍  作者: ナッツ・ユキトモ
1/1

第1話 常勝の終焉

第一話 常勝の終焉


天正10年 6月 上野国


 ここに来た時からわずか数か月、織田軍の関東方面軍は危機にある。

 一度は、不可侵の間柄であった関東の大名“北条氏政”の軍勢が迫っている。

 

 近いうちに来ることはわかっていた。


 織田家の総帥たる存在である“織田信長”、さらに織田家当主たる存在“織田信忠”が京の都にて死去したのである。


いくら関東が遠方で時間がかかったとしても、自分達が知ってからそう遠くないうちに知るはずであった。


 関東入り後に味方した将たちには既に預かっていた人質と共に帰国を許可し、あとは上手く逃げれば良いだけ。


 「左近殿。」


 声をかけてきたのは妻子を先に返し、自らは退路を導くと言ってくれた真田安房守である。


 「左近殿、まもなく上信の国境、碓氷峠を越えます。」


 声に反応し、一息つく。


「安房守殿…かたじけない。」


 碓氷峠…すなわち、上野信濃の国境地帯である。


 一時期、北条と接し、沼田周辺まで領していた真田もこの時は劣勢。

 

 「なんの…。武田が滅び、運命を共にすることも考えた当家からすれば、この程度の窮地は大したことない。」


 後に"表裏比興の者"、"天下人の天敵"と恐れられた男からすれば、この程度は大したことないということか…。


 「それに、峠を過ぎれば、小諸城にて一息付けます。左近殿はとにかく西に退くことを考えられませ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ