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僕のおじいちゃんだと思っていた人は? 実は、僕のお父さんだった!?

作者: 七瀬




僕は、お母さんとおじいちゃんとずっと3人で暮らしている。

お母さんに、僕のお父さんの事を聞いたら、、、?

お母さんは、僕にこう言うんだよ!


『お父さんはね、、、? アサヒが小さい時に事故で亡くなってしまったのよ!

・・・ごめんね、アサヒにこんなに寂しい思いをさせて、、、。』

『僕こそ、ごめんね! お母さんに辛い事を思い出させてしまったよね...。』

『・・・なんて! 貴方は、やさしい子なの、、、? きっと、お父さんに

似たのねぇ~!』

『・・・お父さんに?』

『えぇ! お父さんは、とっても優しい人だったのよ~!』

『ふーん? そうなんだ~』

『さあさあ~晩ごはんにしようかしらねぇ~アサヒも手伝ってくれる?』

『ううん!』



そして、僕のお父さん代わりのおじいちゃん。

おじいちゃんは、僕にとっても甘い。


おじいちゃんから見て、僕が孫だからなのか、、、?

僕に何でも買ってくれるし!

僕は、おじいちゃんと一緒にいる時間が楽しいんだよ。


『なあ、アサヒ! 明日は、おじいちゃんと遊園地でも行くか?』

『うん!』


僕は、お父さんがいない分、、、。

おじいちゃんに、めーいっぱい甘えているのかもしれない、、、!



お父さんが居なくて、僕は寂しいと思った事が一度もないし!

お母さんとおじいちゃんが僕の傍に居てくれれば、、、。

それだけで、僕は幸せなんだよ!




でも、学校で、、、?

クラスの男の子達に、こんな風に言われたんだ、、、!


『青野の家には、、、? なんで! お父さんがいないんだよ~!』

『僕のお父さんは、僕が小さい時に事故で亡くなったんだよ!』

『だからなのか? お前は、じじーいと一緒にいるのは、、、? 

どう見ても、、、? あれは、お父さんに見えないしな~』

『おじいちゃんは、僕のたった一人の大切なお父さんみたいな存在なんだよ!

おじいちゃんを、バカにするな!』

『別に、、、バカにしてないよ! ただ、あのじじーいがお父さんだったら?

ヤバいって事を話してんだよ~!』

『・・・えぇ!? どう言う事、、、?』

『お前知らないのか? 噂になってんぞー! お前のじじーいが、実は、、、?

【青野のお父さんなんじゃないのか?】ってな、、、!』

『えぇ!? ・・・僕のおじいちゃんが、、、!?』

『あぁ! 俺の母さんが他のクラスの男の子のお母さんと話してるの、、、?

俺は、聞いてんだからな!』

『・・・そんな、』

『家に帰って! 母ちゃんとじじーいに聞いてみろよ!』

『・・・あぁ、分かったよ!』

『じゃあな!』

『・・・・・・』



僕はその足で家に帰って、お母さんに真っ先に聞いたんだよ!


そうしたら、、、?


『アサヒ! 後でおじいちゃんが帰って来てから、ちゃんとアサヒにも

本当の事を話すわ、、、!』

『・・・本当の事って、、、?』

『おじいちゃんが帰って来てからじゃないと、話せないのよ!』

『・・・おじいちゃん、』





そうしている間に、、、。

1時間ほど経つと、おじいちゃんが家に帰って来た、、、!


『ただいま~』

『おじいちゃん、』

『・・・ううん? どうした? 何かあったのか、、、?』

『おじいちゃん! アサヒに本当の事を言う時が来たわよ、、、!』

『・・・・・・そうか、分かった!』




こうして僕は、、、お母さんとおじいちゃんから本当の話を聞く事に

なったんだ、、、。


『・・・ごめんね、アサヒ、今までずっと隠してて、、、。』

『やっぱり、あの話って? 本当の話だったの、、、?』

『えぇ! そうよ! 貴方の本当の【お父さんは、ここに居るおじいちゃん】

なのよ、、、! ごめんね、今まで言わなくて。』

『どうして、、、? ずっと、隠してたの?』

『どう見ても、ワシはじじーいじゃ~! ワシがアサヒのお父さんだと言えば!

みんなビックリするだろ、、、! それにワシは、アサヒが20歳になるまで

生きていられるか分からんしな~』

『おじいちゃん、』

『アサヒ、おじいちゃんはね? アサヒを悲しませたくなかっただけなのよ!

おじいちゃんに、悪気はなのよ!』

『お母さん、』

『私は、おじいちゃんの事を心から愛しているの! それは今も変わらないわ!

それに、貴方という【宝物】がこうして、私たちと一緒に生活出来ているもの!

かけがえのない家族なのよ!』

『・・・ううん。』

『今まで通り、ワシはアサヒのおじいちゃんでいい! だがな、ワシはお前を

息子として愛しておる!!!』

『ありがとう、おじいちゃん!』



 

僕は、なんだかんだいろんな事が頭の中でいっぱいになっていたけど、、、?

お母さんとおじいちゃんの話を聞いて......。


素直に、受け入れる事が出来たんだ、、、!

今まで通り、僕たちの関係は変わらない!


でも今までよりも、もっと家族の絆が強くなった気がするんだよ!

僕は、素敵な家族と一緒に居れて幸せなんだ。




最後までお読みいただきありがとうございます。

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