プロローグ
「昔話みたいな始まり方って、なんかカッコイイなぁ」と思っていた
厨二病末期患者
とある大陸に伝わる物語
昔々あるところに、とても強い魔王がおりました。
ー中略ー
魔王はとても強く、勇者たちでさえも倒すことができませんでした。
みなが絶望にうちひしがれたその時、勇者の1人が
なんと自らの命を引き換えに魔王を倒すことで世界を救いました。
(終わり)
この昔話は、この瑞陸の者なら誰でも
知っている。
ストーリーは単純で、勇者が悪さをしている魔王を倒すという勧善懲悪もの(正義は必ず勝つ!みたいな話のこと)
この昔話は実話であり、
また、この時倒された魔王が蓄えていた奇跡を可能とする力-魔力が、分け隔てなく全ての種族に与えられたと言われている。
しかし、この魔力は新たな差別や格差をもたらした。
…世界は、魔王から救われたが、その代償は、あまりにも重かった。
魔力を使いこなし、不可能を可能にする者たち、魔術師。
強ければ何もかも許される、弱ければ地に這いつくばり赦しを乞う。
強い者が弱き者を喰らい、暴虐の限りを尽くす。
それが、普通。
それが、当たり前。
それが、当たり前なのか…?
…いや…
「こんな世界、ぶっ壊してやる」
かつて、1人の少女が、辿った破滅の道を青年は歩き出した……。
どうでしたか?
お気づきの方もいると思いますが、内容をかなり修正しました。
はぁ。(受験なんてこなけりゃいいのに)
先輩方の苦労を知りました。ご助力いただきありがとうございました。
これからも頑張っていくのでよろしくお願いします!