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風飯~普通の飯を美味しく食べる~

草薙悠弥、味噌汁を飲む

――いただきます。


今日は味噌汁だ。


和食である。


(味噌汁は上手い)


味噌の元は大豆である。

味噌は健康に良いのだ。


(味噌)


味噌は千年以上、日本人の健康を支えてきた。

日本の伝統食。

医者に金を払うよりも、味噌屋に金を払えという言葉があるほどだ。


味噌は大豆を発酵させたものだ。

大豆に塩をいれて発酵させている。

大豆以外にも米などを使ったの製法もある。


古来から日本にある食材を元に作られてきた日本食。

味噌。


そんな味噌を溶かしたのが、味噌汁である。


(うまそうだ)


味噌汁から湯気が出ている。


味噌汁を飲む。


――うまい


味噌の上手さが口に広がる。

更に飲む。


――うまい


日本人の味覚にしっかり感応している味噌である。


(塩か、塩だな)


味噌は基本的に塩を混ぜて作られる。

大豆を引き潰し、塩をまぜて発酵させる。


草薙が今飲んでいるのは、そういった味噌汁であろう。


(塩だ、味噌だ)


味噌汁を飲む。

口に広がる味噌の味が心地よい。


(こういうのでいい)


草薙は味噌の味を感じながら味噌汁を――全部飲んだ。


(うまかった……)


日本の伝統食。

味噌汁。


草薙の前にある味噌汁は何も特別なものではない。

量販店で簡単に買えるものだ。

普通の味噌汁、どこにでも手に入る安物の味噌汁である。



――それもまた良し


誰でも食べられるのはいい。

手軽なのはいい。

気軽に美味しいものを食べられるのは良い事だ。


草薙は満足だった。


(味噌汁、上手かった)


草薙は感謝するように手をあわせた。


――ごちそうさまでした。

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