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明るい地下と暗い地上  作者: シゲさん
第1章 1年生編
11/20

6話 入学 <前編>

6話前編です。更新遅くなってすいません…

ここはアトランティアの中心に位置する、高さ600メートルある電波塔の展望デッキの最上階。アトランティアの街を一望でき、北側の森林まで確認できる。その最上階の広い一室に、異様な雰囲気を放つ13人の人間が、円卓の前に座っていた。


13人の内の6人ほどフードを外しているが、残り7人はフードを被っていて姿を確認することができない。


「では、次の議題に移る。最近頻繁に起こっている魔物の集団行動についての報告を、サジタリウス、頼めるか?」

「うむ。ワシが担当した依頼についてじゃな。2週間前にユグドリス政府から正式な依頼があった。それは2体の龍の討伐依頼じゃ」

「龍の討伐なんて、年に数回あるじゃねぇか。それがたまたま重なっただけだろ?」


口を挟んだのは、フードを被っている7人のうちの一人だ。


「そうじゃな。その2体が別々に行動していたのなら何も問題などないじゃろうな」

「いや…まさか…冗談だろ?そんなの聞いたことねぇぞ」

「そのまさかじゃ。アルファギアスとシグマリウスの2頭がお互いを傷つけることなく、むしろ共闘するかのようにワシらに敵対しおった」

「アルファギアスなんて、黒龍のなかでも最上級じゃねぇか。それに1ランク下の電龍シグマリウスと共闘だと?たまったもんじゃねぇぞ」

「確かに苦戦はしたが、ワシとウチの副団長含めた精鋭部隊で何とか討伐はできた」

「流石サジタリウス様だこと…ウフフ」


またしても報告に口を挟んだのはフードを被っている一人の女性と思われる人物だ。大事な会議にも関わらず、楽しそうな声色をしている。


「人の話に水を指すでない、ヴァルゴ」


サジタリウスが不愉快な感情を隠すことなく言い返すと、話しを切り出した男が注意を入れる。


「話を戻せ」

「アラアラ、これは失敬しましたわ、レオ」


先程からこの会議を仕切っているのは、初老と見られる年齢であるものの、無駄の無い屈強な肉体を持っているレオと呼ばれる男性だ。


「討伐終了後、この2頭の魔物石は我らブリューナクで解析しておる。この現象については過去に前例がないため、今後もブリューナクの解析班に任せてもらえんかの」

「あぁ、その方が助かる」

「ちょ、ちょっと!アルファギアスの魔物石なんて滅多に入らない代物じゃないか!ぼ、僕の研究所で扱うべきだ!」


滑舌の悪い口調ながらも、必死に自弁を繰り出したのは、フードを被っているものの、痩せ細っているのがわかる細身の男だ。


「慎みたまえスコーピオ。魔物石の所有権は、例え他国であっても討伐者にあるとアトランティア条約によって決まっているのを忘れたのか」

「そ、それは、そうだけど…」

「どうしても手に入れたければ後ほど、個人的にサジタリウスと取引をせよ。では、引き続き解析はブリューナクに任せるとする」

「承知した」



「もう終わったかの?ワシの学園が今日入学式なんでな。そろそろ準備をしないとのぉ」

「そうか、もうそんな時期か」

「今年もウチの団員が世話になりそうじゃ、よろしく頼むぞ、ライブラよ」

「あぁ、わかっておるわい」


「ではこれにてアトラス定期会議を終了する」


会議が終了したと同時に立ち去ろうとしているのは、たくましい茶色い髭が特徴のライブラと呼ばれている老人だ。


この場ではサジタリウスと呼ばれている、ブリューナク団長のアカリは、ライブラことアトランティア学園学園長、本名をタルボス・アルビオビックスに軽い挨拶を済ませる。


アカリの言葉を聞いたタルボスは、足元に魔法陣を出現させ、淡い光とともに一瞬でその場から姿を消した。


この部屋には扉がなく、出入りする場所がどこにもないため、会議に参加していたメンバーは皆、転移魔法を使って去っていく。


続々と足元に魔法陣を出現させて転移していく中で、アカリとレオだけがその部屋に残っていた。


「あの件についてじゃが」

「あぁ、分かっている。たがどうにも足取りが掴めないのだ…こんなことは始めてで正直なところ困惑しているが、今ジョーカーに調べさせている」

「よいのか?アレでも世界最高峰の実力者なのに、この調査に派遣しても」

「私の勘が騒いでおるのだ」

「…ワシも同感じゃ、では頼むぞ」


アカリがそれだけ伝えると、残った二人は転移魔法で姿を消す。



____________














「どうやら間に合ったようじゃな」

「あ、団長」

「会議お疲れ様です」


アカリが転移した先はブリューナク本部の1階入り口付近だ。

そこには黒を基調とし、サブカラーが黄色の学園の制服を着ているハクと、同じデザインにも関わらず黒ではなく白を基調とした制服に見を包んでいるミクとマルスの3人がいた。


「お、丁度ユミも来たようだな」


アカリが転移してきた直後に、こちらも黒の制服を着ているユミールが向こう側から走ってくるのをハクは感じた。


するとアカリは、ミクのポニーテールが風でなびく程に高速でユミールに駆け寄るとすぐさま抱きつく。


「新しい制服もよく似合っておるのぉ、ユミー!」

「…ぅぐ…あ、青色が黄色に…変わっただけ…じゃないですか。…それより…苦しいです…アカリさん」

「団長、そろそろユミを――――」


ユミールのSOSをスルーして、力強く抱きしめ続けるアカリに、ミクが注意をしようとしたところ、突如背後に魔法陣が出現したのを感じて言葉を詰まらせる。





そこに出現したのは、色から団員の制服とわかるものの、マントが付いたデザインに改造されている制服を来ている男だった。


「お久しぶりです、副団長」「お久しぶりです」

「なんじゃ、ここに顔を見せるなんて珍しいのう」


副団長と呼ばれた男はシルクハットを被って、更にモノクル(片眼鏡)を装着しているため、傭兵というイメージとはかけ離れている。むしろ、「怪盗やってます」と言われた方がしっくりくるだろう。極めつけは、開いてるかどうかわからない細い目のせいで、表情がまったく読めないため不気味さが増す。


副団長はミク、マルスの挨拶と団長の言葉をスルーして、一目散にハクのもとへと歩み寄る。


「おー!君がハク・ファールティ君だね!私は一応・・ブリューナクの副団長をしているルーピンだ!よろしく頼むよ!」

「団員のハクです。よ、よろしくお願いします」


ニコニコしながら、握り交わした手をブンブン振るルーピンに、ハクは苦笑いで返事をする。




すると突然、手を離したかと思うと更にハクとの距離を詰めて、顎に手を当てながらハクの匂いを嗅ぎはじめた。


「なっ!?」


顔を赤くして驚いているユミールを無視して、匂いを嗅ぐだけでなく、顔を至近距離に近づけて瞳をじっと見つめる。


「ふむふむ」


『ハク!!距離とって!!』 

    スタッ


相棒の切羽詰まった声に、ハクは脊髄反射で後に飛んだ。


『遅かったかっ!…』

「てめぇ…その魔法具はなんだ!」

「おっと!あの短時間でコレに気付くとは!素晴らしい!でもこれが何かは言うわけにはいかないかな!」


ハクに賞賛を送りながら、片目に装着しているモノクルを嬉しそうに指差す。


『中を見透かされてるような感覚…あーキモイ!』

「…一体何を見た?」

「ん?こんなところで言っていいのかね?」

「チッ…」


ハクはその言葉を聞いて、つい舌打をする。

横に目をそらすと、そこには何がなんだかわからないような表情をしているユミールと、眉間にシワを寄せているマルス、ため息をついているミクがいた。



「そこまでじゃ二人とも」


ついにハクがルーピンに向かって殺気を放ちはじめたとき、アカリが二人の間に入る。


「ハクもそんな殺気立つでない。こやつは三大欲求よりも探求心が強い男じゃ。口外することはないから、どうかワシの顔に免じて許してくれんかの」

「この人は副団長という肩書を使って、ランクに関わらず世界中に依頼をこなしに行くような人なんだ。許してあげて」

「あっは!痛いこと言うねマルス君!確かに職権乱用って言われても否定しないよ!おかげさまで色んなところに行くことができているからね!」


「まぁ…みんながそこまで言うなら…」


ベルは頭上で納得していない表情でずっとルーピンを睨んでいるが、団長とマルスの説得により、ハクはしぶしぶ了承する。


すると、ミクが先程から気になっていた素朴な疑問を投げかける。


「それで、なかなか本部に顔を見せない副団長が何で今ここに?」

「ハク君には以前から興味があったからね!お見送りのついでに久し振りに来ようかと思ったんだ♪」

「ついでは見送りの方じゃろ…」

「そんなことないさ♪みんな入学おめでとう!」


「俺…いつか必ずあの顔面を殴ってやるんだ…」

「僕も同感だよ…」


二人は、何とも人を苛立たせる話し方のルーピンを殴る誓いをする中、入学式の時間が迫ってきた。


「そろそろ時間じゃな」

「はい、では行ってきます!」


時間を告げたアカリにユミールが元気よく答えると、4人は学園に向かうべく外に出ようとしたところに、ルーピンから声をかけられてその足を止める。


「あ!ハク君!」

「はい?」


出鼻をくじかれたハクがルーピンの方へ顔を向けると、そこには開いてるかどうかわからなかった細い目を見開いて、真剣な顔付きのルーピンがいた。


「一つだけ忠告!…あそこの生徒会長には気を付けてね!」

「?…わかりました」


その言葉に純粋な疑問を抱くハクとユミールに対して、ミクとマルスが眉を潜める。


「ミク」

「わかってる。副団長の言葉は無下むげにできないわ。」


マルスとミクが小声で短いやり取りをして、お互い何かの確認を終えると、4人は歩みを再開させる。








一方、ブリューナクの団長と副団長の2人は、入学式に向かう4人の背中を見つめる。


「オヌシが助言をするなんて珍しいではないか」

「そうかい?私も一応ブリューナクの一員だからね!人の役にはたちたいと思ってるよ!」

「どの口が言っておるんじゃまったく…」

「アッハ!手厳しいね!んじゃ、私はこの辺で失礼するよ!前みたいな依頼は大歓迎だからよろしく!」


4人を見届けたルーピンはそれだけ言葉を残すと、魔法陣を足元に出現させて姿を消す。


アカリが言うように、普段は探求心のみで行動する彼に依頼を申請してもほとんどを拒否してしまうのだ。今回は龍が2頭協力するという前代未聞の事象が起きたため、飛びつくように参加を承諾したものの、今後も承諾してくれるとは限らないのだ。


では何故こんな身勝手なことが許されるのかというと、世界でもトップクラスの実力をもっていることと、まれに国家機密レベルの情報をブリューナクへ持ち帰ってくれるためだ。マルスがインターネット上では手に入れることのできない情報などは、ルーピンが足を使って調べることで、高精度な情報収集を可能にしている。


「さてと、ワシも準備するかのう」


アカリも入学式の来賓として呼ばれているため、その準備をすべく一度団長室に戻る。














ハクたちはアトランティア学園の5つあるうちの1つの校門にたどり着くと、そこには新入生とその親御さんたちで賑わっていた。


「こうして見ると結構な人数が入学するんだな」

「三国から莫大な資金援助があるから、毎年入学者も多いのよ」

「まぁたしかにこんだけデカイのに少人数ってのもな。そういえばユミのお母さんは来ないのか?」

「式に合わせて来るらしいからもう少し後かな」

「なるほどね」

「ハッ君とユミのお母さんは知り合いなの?」

「あぁ、何度か夕飯をご馳走になったんだ」

「へぇ〜」


4人は特に写真を撮ったりすることもなく、高等部校舎に向かうため、校内専用路面電車に乗り込む。

車内では特に話すことがなかったため、ハクは今朝から気になっている制服について質問することにした。


「そういえば、どうしてマー君とミクは制服が違うんだ?」

「この学園は実力主義を掲げているでしょ?その象徴として各学年のSクラスだけが制服が白色なのよ」

「へぇ〜、でも白は目立ってしょうがないし俺は黒いままでいいや」

「アハハ!ハクらしいね!」


この学園に通っている生徒は皆、この白い制服を着るために日々精進している中で、デザインが気に入らないからSクラスに行きたくないというハクの発言に、ユミールは思わず笑ってしまった。


そんな中、マルスが小声でハクに補足を入れる。


「でも実際は、三国から資金援助を得ている以上、各国の大企業の社長や貴族、大司教なんかの子息を特別扱いしないわけにはいけないとのことで、Sクラスが用意された側面もあるんだ」

「なるほどな。ん?でもマー君やミクはお偉いさんの子息でも何でもないだろ?」

「もちろん。全員がそういった生徒ばかりじゃないからね、中には僕やミクみたいに実力だけで入った人もいるんだ。あくまでもこの学園は実力主義を掲げているからね」

「なんだかめんどくせーな…、あぁ、Sクラスだけ話しかけづらいってのはそういうことか」


「二人でコソコソ何を話してんの?」

「Sクラスについてちょっとね…」

「あぁ…そういうことね」


二人の会話が気になったミクが、会話の内容を聞くものの、マルスの一言でだいたいを予想した。


4人はそんな話しをしていると、いつの間にか高等部の校舎に到着していた。


校舎前も多くの新入生で賑わっており、中等部の友達と同じクラスになれて喜び合う者、かわいい女の子と同じクラスになれなくて落胆する男子たちなど、掲示板の前で喜怒哀楽が見受けられる。


そんな中、ハクたち4人も各々のクラスがどこなのか確認するため掲示板にむかうが、今まで騒いでた新入生たちがハクたちに道を開ける。


「やっぱりここでも有名人だったか」

「そりゃそうだよ!マルス君は学年主席だもん!」

「…まぁそれだけが理由ではないでしょうけど」


新入生たちは、4人を見つけると隣の人とヒソヒソと話しはじめた。


『なーんかイヤーな感じ〜』

「マー君は何かやらかしたのか?」

「え?マルス君悪いことでもしたの?」

「そんなわけないだろう!全部僕のせいにするな!」


ハクは確信犯なのだが、ユミールが天然を発揮して見事にハクに乗っかると、マルスが痺れを切らしてツッコミを入れる。それを見かねたミクがマルスを擁護ようごする。


「Sクラスの人に近づく人なんて、こびを売るためかもしくは本当に主従関係かのどっちかがほとんどよ。だからハクがそうなんじゃないかって噂してるのよ」

「それってあんな感じか?」

「ん?そうそう、ちょうどあんな感じに……ってアイツは――――」


ミクがハクの視線の先を見ると、そこには一人の白い制服の生徒と、その一歩後ろの左右に黒い制服を着た二人の生徒がこちらに向かってくる。

それを見たマルスも、一瞬嫌そうな顔をするが、直ぐに普段の表情に戻す。


「やぁ、マルス君にクロールさん。卒業式以来だね」

「そうだねマグリス」

「今年も同じSクラス同士頼むよ」

「あぁ」


マグリスはあからさまにハクとユミールのことを無視して掲示板の前へと向かっていく。


「あからさまなやつ来たなー」

『あそこまでいくと逆に清々する!』





「…何か言ったか貴様」





ハクの癖で、思ったことをつい口にしてしまったところ、掲示板の方へ向かっていたマグリスが足を止めてこちらに振り向く。


「あ…やっべ…」

((こいつってやつは!))


面倒ごとを生み出す天才に、ミクとマルスはつい頭を抱えながら心の中でツッコミを入れてしまう。

ユミールは、ハクの制服の裾を摘みながら後に隠れている。


「平民風情が何か言ったかと聞いているんだ!」

「まぁまぁ落ち着けって、平民風情にそんな怒るなよ」


「貴様、僕を侮辱しているのか?」

「とんでもない!マグリスさんを侮辱するなんてそんな!」

「…どこまで僕を馬鹿にすれば…!」


(何か俺マズイこと言ったか?)

『マズイことしか言ってないんじゃないかな?』


口にしていることはまともなのだが、ハクは自分が悪いとは微塵も思ってないため、それが顔に出てしまっているのだ。反省の色のない顔で言われても、相手に馬鹿にされていると思われていても文句は言えないだろう。


「まぁまぁ、こいつに悪気は無いんだ。許してやってくれないか?」

「マルス君は何故こんなヤツを庇うんだ?」

「僕の大事な友達だからだよ」

「こんなやつが友達?君みたいな優秀な人間にはふさわしいとは思えないが。付き合う人間はちゃんと選んだ方がいい」

「お前人のこ…ムググ………」


また思ったことをすぐ口にしようとしたハクの口を、ミクが全力で押さえる。口を手で塞ぎながらハクの耳元で何かをつぶやく。


「これ以上何か言ったら……ひねり潰すわよ?」


     コクコク


久し振りに見たミクの裏の顔にビクビクしながら、ハクは全力で首を縦に振る。


「?クロールさんは何をしているんだ?」

「ウフフ、何でもないわ!」

「…まぁいい。では僕は失礼するよ、そこの平民と話しても無駄な時間を過ごすだけのようだからね」

「その前に一つだけ伝えたいことがあるんだけどいいかな?」

「うん?なんだい?」


マルスの言葉に、ハクたち含めてこの場にいる人が皆注目する。




「今君が馬鹿にした僕の友達のハクは……僕より強いよ」


「ちょっ!」




その瞬間、周りにいるギャラリーがザワザワしはじめる。


「………ぶっ!アッハッハッハッハ!君はいつからそんな冗談を言うようになったんだ?ブリューナク団長の側近である君より強い?こりゃ傑作だ!アッハッハッハ!…………ふぅ………たくさん笑わせてもらったよ、ありがとう」


すると、今度こそ教室へと歩みを進めたマグリスと、その後ろに付いている二人組も一緒に、校舎の中へと姿を消していった。


「おいおい、お前俺の学園生活を壊す気か?」

「だって…ハッ君があんなに馬鹿にされるなんて耐えられなかったんだ…」


ニコッ「…マルス?後でたっぷり説教…ね?」

「ウグッ」


恐怖しか感じない笑顔で詰め寄るミクに、マルスは思わず一歩後ずさりしてしまう。


「と、とりあえず教室行こうよ!ね?」


勇気を振り絞って場の空気を断ち切ろうとしたユミールは、他の3人に教室へと向かうことを促す。


ユミールのおかげで普段のミクに戻ったところで、ミクとマルス、ハクとユミールの二人ずつに分かれて、それぞれの教室へと足を運ぶのだった。

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