微笑み41
屋敷に戻ると、すぐにお風呂へ案内された。
「流石はお金持ちのフレイムハート家ですね。広いですね~♪」
ユーリは裸でバンザーイしながら言った。
「こらっユーリ!はしたないですわ!タオルで前を隠しなさい」
まったく見ているこっちが恥ずかしいわ!
「でも、みんなでお風呂楽しい………」
疲れていたが、友達と一緒にのお風呂やパジャマパーティーなどシオンは楽しみになっていた。
静かにゆっくり入るのも好きだが、たまにはこんな賑やかなお風呂も悪くないと思った。
「じゃ、流し合いっこしようか♪」
「良いですわね♪」
2人はシオンの手を引いて流し台の所に3人で並んで座り、お互いの背中を流した。
「はぁ~♪至福の時ですわ♪」
「友達のこう言うのも楽しいね♪」
「…………少し恥ずかしいけど楽しい」
シオンも小さな声で同意した。
「ダンジョンでの魔物とのバトルで泥だらけでしたから、ようやくスッキリしましたわ」
「本当に、あのレベルで弱目の設定ってありえないわ」
ジトーーーとシオンをみる2人に、視線に耐えられなくなったシオンはスタタタっと湯船に飛び込んだ。
「あ、逃げた!?」
「逃しませんわ♪」
湯船に飛び込んだとたんに、お湯の気持ち良さにはぁ~と深いため息をついてゆっくり浸かる三人だった。
「あ~~気持ち良すぎて、全てがどうでよくなるね~」
「そうですわね~~」
「気持ちいいね~~」
ぽちゃんとお風呂に水の音だけが響き渡った。
「シオンは今回の婚約者選びはどう思っているの?」
ユーリは唐突に確信的な事を聞いてきた。
「正直、わからないの………」
シオンは正直に答えた。
「シオンは誰かを好きになったことはないの?」
「うん、貴族としての義務はわかるんだけど………」
聖女と持ち上げられてもシオンも10代の女の子なのだ。
恋をしたことがないのに戦略結婚とは可哀想だと思う。
「シオン、まだ一年あるわ。今は友達でもこれから異性として接して行くうち好きになることもあるわよ」
「そうよ。強制ではないけれど、私達王族や高位貴族は戦略結婚が常とはいえ、せめて友人には幸せな結婚をして欲しいと思っていますの」
セーラの言葉にシオンは驚いた。すでに覚悟がある見たいだからだ。
「それでセーラ王女は良いの?」
「それが王族の務めですもの。民の税で暮らしているのです。この身を使い、隣国との有効的な関係を築けるのであれば本望ですわ」
シオンは驚いた顔で固まってしまった。
自分はなんて恵まれていて、不満を口にしていたのだろう。
セーラ王女の覚悟を知って、シオンはこの婚約に前向きに考える様になるのだった。
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お風呂から上がるとフレイムハート家で用意してあった簡易なドレスをきて食事に向かいました。男性陣もお風呂に入った様で綺麗になっていました。
「お待たせしました」
席に着くと無礼講といわんばかりに、楽しい食事会になりました。
「お兄様、シオン様の肌はとても綺麗でしたわ♪」
ブハッと吹き出すレオンを見ながら笑うセーラ王女と、無口なクロウ様に酔っ払った様に絡むユーリ。
我関せずと会話を楽しむアーレスト様。
三者三様、なんやかんやで楽しんでいる様でした。
「ゲホゲホッ!このバカ妹よ!あまり怒らせるなよ!」
「あら?いきなり求婚するよな暴走する兄よりマシですわ!」
バチバチ!!!
バチバチ!!!
「ねぇ~良いじゃん!いっちゃいなよ?」
「ユーリ嬢、いくら身分関係のない食事会でも身の程をわきまえたまえ!」
ギランッと苛立ち睨むクロウ様。
「弱い男に娘はやれんぞ!」
「ふふふ、そうですよね~~」
お父様の機嫌を取ろうと会話を楽しむアーネスト様。
あれ?アーネスト様以外ヤバくない???
シオンは少しヒヤヒヤしながら食事を楽しみ、こうして食事会は終わったのでした。
愚者の声
「なんとか終わったーーー!!!!」
シオン
「数年前はこの結果が書けずに休載に入ったものね」
愚者の声
「ふふっん♪成長しているのさっ♪」
???
シオン
「何を言っているの?あなたの成長限界は上限に達しているのよ?」
愚者の声
「えっ?そうなの???」
シオン
「これか老化という劣化が始まるのですわ!」
なんだってーーーーー!!!!!?




