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【改稿版】微笑みの悪役令嬢!~微笑むだけで上手くいくものですわ~  作者: naturalsoft


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微笑み39

そしてあっという間に時間になった。


『ダメだ何も浮かばない。シオンと婚約して結婚したかったなぁ・・・』


その時、すでに諦めムードのレオンに天啓とも言うアイデアが降りてきた。


!?


そうだ!ならダメ元で!!!


開始と同時に侍女達に自分が思ったドレスを指示した。


「えっ!?本当にこれでよろしいのですか?確かにありますが………」

「ああ、これで頼む!」


侍女達が驚きの声を上げるが、すぐに指示通りレオンの指示したドレスを用意して、それに伴う装飾品も準備してシオンの所へ送った。


「えっ!?本当にこのドレスでいいのかしら?素敵だけど当主様がなんと思うか………」

「確かに。でも我々は選ばれたドレスを完璧にシオンお嬢様に着付けするだけよ!」


侍女達は頷き合うと着付けを始めた。


当のシオンはと言うと───


『もう早く帰って寝たいよ~~』


すでにぐったりしているのだった。



そして、このコーディネートの最後と言うこともあり、会場の人々はどんなドレスを選んだのか、予想しながら話し合っていた。


「我が国の王子様はどんなドレスを選ばれるのだろうか?」

「クロウ様の様に定番の自分のセンスが光るドレスを選ばれるのか、アーネスト様のように意外性をもったコーディネイトをされるのか楽しみだな」



ワイワイ!

ガヤガヤ!


時間になり、レオン王子の選んだドレスがお披露目される。


「さぁ!ついにラストです!果たしてレオン王子はどんな衣装をシオンお嬢様に選んだのか!?」


また音楽と共にステージの幕が上がった。

幕が上がると会場の人々は驚きの顔をして誰もが固まり、静かであった。


『な、なななな!お兄様!?なんてドレスを着せているんですのーーーーー!!!!!!!』



レオンが選んだのはウェデングドレスだった。



純白の真っ白なドレスに、多くのレースをあしらった聖なるドレス。

このウェデングドレスを見ると、先ほどのアーネストが選んだワンピースは霞んでしまう。


そして登場の音楽も結婚式の演奏だった。


「え、あ、その………」


流石の司会のAさんも言葉がでず、脳内にシオンのウェデングドレスの姿を焼き付けたくリソースを振り分けていた。


するといつの間にかレオンがステージに上がっていた。

誰もが息を呑み動けなかった。


レオンはシオンの前に立つと膝をついてシオンに球根………違った、求婚した!

(ナレーションさんも混乱中~)


「シオン・クロス・フレイムハート令嬢!私は貴方を愛しています!私と結婚して下さい!!!!!」


大きく息を吸って叫ぶ様に言った。


!!!!?


「・・・はい?」


!?!?!?


会場の人々は絶望にも似た表情で見つめた。


「えっ?シオンお嬢様が同意した………?」

「うそっ!誰か嘘だと言って!!!?」


シオンの条件反射で答えた疑問系の返事が、会場の熱気で興奮していた人々に誤解を与えることになった。


『今、はいって言った?』


告白したレオン王子が1番混乱していた。

そんなレオンの後ろに、大魔王を化したシオンの父親が立っていた。


「やってくれたな小僧………死ぬ覚悟はできているんだろうな?」


フシューと、地獄のそこから聞こえて来るような低い声で言った。

膝をついたままでレオンは首だけを振り返り固まった。

シオンは事態が飲み込めておらず、ようやく何かまずい事が起きていると感じて、意識を覚醒させた。


『えっと、今の私はウェデングドレスを着ていて、レオン様に求婚されたの!?』


ようやく何が起こったか理解して顔が赤くなった。

それでお父様が怒っているのね。

………うん?


さっき私、レオン様の求婚にはいって答えちゃった!?

クロウ様の時は、お友達からって言ったばかりなのに!?


ど、どどどどうすれば良いの!?

流石のシオンも動揺してテンパるのだった。



そして────

「フシューーー、我が愛刀の試し切りの人形となるがいい…………」


シオンの父親が腰の剣に手を掛けた所で、母親が止めに入った。


「あなた、【まだ】殺してはダメよ。それに決めていたでしょう?確率は酷く低かったけれど、レオン王子は私達の取り決めの条件を満たしたわ。これは認めないといけないでしょう」


お母様、まだって言った?

後でレオン王子を殺すつもりですか!?


状況の飲み込めていない会場の人々にレイラは言った。


「実はこのコーディネートの中でウェデングドレスを選んだ者をシオンの婚約者候補にしようと話していたの。本気でシオンと結婚したいのならウェデングドレスを選ぶものでしょう?」


まさかの隠し条件があった!?


!?


「でも、まぁ、そのまま求婚するとは予想外でしたけどね?」


レイラはシオンに向けてウインクした。

お母様、楽しんでいますよね?


「シオン、確認する。本当にレオンの求婚を受けるのか?」


シオンは冷や汗が止まらなかった。

さっきの、はいっは疑問系のはいであり、求婚を受けますのはいではないと、言い出しにくい空気だったからだ。






愚者の声

「まったく、うっかりさんなんだから」


シオン

「だって突然言われたら、誰だって疑問形の『はい?』っていっちゃいますわ!」


愚者の声

「それでレオンと結婚するの?」


シオン

「そ、それはまだわかりませんわ!」


愚者の声

「真っ赤になって♪可愛いね~~」


シオン

「忘れなさい!」


ドッカーーーン!!!!


うぎゃーーーー!!!!






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