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微笑み15

とても嬉しいのですけどね。

何故かいつも後書きの方が面白いとコメントを多く頂くのですよ………

(´・ω・`)?ナゼ


本編より面白いとは解せぬ!

(負けないもん)

(つд;*)

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

緊急クエストとあって、少し急いで辺境の村へやってきました。すると、かなりの切羽詰まった状態でした。


森へ入れず、狩りが出来ないので食糧の確保が出来なくて、細々と耕していた畑と川の魚などで堪えていたのだ。


「あの冒険者ギルドの副ギルド長を殴っておくんだった」


こんな惨状を放置した王都の冒険者ギルドに怒りを覚えたよ!


村に入ると、直ぐに村人が近付いてきた。


「あんた達はもしかして………!?」

「はい!冒険者ギルドの依頼を受けて来ました」


村人は痩せ細っていたが目は死んでおらず、すぐに村長の家へ案内してくれた。


「この度は依頼を受けて頂き、誠にありがとうございます!依頼を出してから、なかなか音沙汰が無くギリギリの状態でした」


「村長、私達の乗ってきた馬車に小麦や果物、干肉などの食糧を運んで来ました。村の人々に配って下さい」


「なんと!?重ね重ね、誠にありがとうございます!」


村長さんは深く頭を下げた。


「いえ、これくらい当たり前です」


「なんと、前に別の用事できた冒険者は尊大な態度で村人の評判は悪かったのですが、王都の冒険者にもあなた方の様な人達もいるのですね」


そこにグレイさんが横から言った。


「我々は元々、フレイムハート領内で活動していた【冒険者】ですので、王都の冒険者とは少し違います。今後は王都で活動する予定ではありますが」


「そうでしたか、あの有名な………それとお伺いしたいのですが、国の騎士団は動いて下さらないのでしょうか?あなた方を疑ってはいませんが、事が事ですので依頼を出したのですが………」


グレイさんは村長の言葉にどう言えば良いのか固まってしまった。


代わりに私が説明しました。


「すみません、少し冒険者ギルドの方でトラブルがあり遅くなってしまいました。国の騎士団もすでに動いております。ご安心下さい!身軽な私達が先行してやってきたのです」


シオンの説明にグレイを初め、アルカとイルカも驚いていた。

余りしゃべらないシオンがこんなに長くしゃべった事に対して………!?


んん???あれ?……間違えた?


シオンの完璧な回答にグレイを初め、アルカとイルカも驚いていた。


「おお!そうでしたか!?希望が出て来ました!」


村長は安心した表情を浮かべた。それを見たシオンも微笑みを浮かべるのでした。


村長の家を出るとすぐにワイバーンのいる森へ向かう事にしました。


「グレイさん、アルカ、イルカ………村長にはああ言いましたが、我々だけですぐに森へ向かいワイバーンを狩りますよ」


シオンの本気の目にグレイ達は頷くことしか出来なかった。

そう、シオンは怒っていた。村の人達を苦しめているワイバーンにだ。


「村長さんに森への道を確認した。それでは向かいましょう」


アルカさんを先頭に、索敵しながら上空からの襲撃に備える。俊敏なアルカさんには上空を気にしてもらい、森の中はグレイさんが不意討ちなど警戒しながら進んでいく。


「………これが村の人が言っていた森の静けさか」


森に入ると、直ぐにおかしい事に気付いた。森が静かなんだ。動植物のざわめきがほとんど無く、まだ昼過ぎだと言うのに、森の中は暗闇に包まれているかようにシーンとしていた。


「気味が悪いですね」

「ええ……生きている者の気配がしません」



そんな時、どこからか鋭い殺気が襲ってきた!


「みんな、最大警戒しろ!来るぞ!!!」


グレイさんが叫んだと同時に、空から太陽の光を遮る物体が飛翔した!!!


「「「ヤバい!!!」」」


風の様に颯爽と飛来した物体は、シオン達が身構えると同時に、火炎のブレスを吐いた!

シオン達も警戒していたが、避ける間もなく火炎のブレスがシオン達に襲い掛かった。


「皆を護る聖なる壁をここに!」


とっさに、シオンは結界を張り火炎のブレスを防いだ。しかし、周囲の木々が燃えて黒く焦げていた。


「助かりました!お嬢様!!!」


グレイさんはそう叫ぶと、飛来した物体を直視した。


「でかい!?」

「色も違うよ!?」


ワイバーンはほとんど蒼っぽい色をしているが、このワイバーンは一回り大きく、色も薄い朱色をしていた。


「みんな!気を付けて!?ワイバーンの亜種だわ!!!」


アルカの声にシオン達は気を引き締めるのだった。







愚者の声

「ヤバい!恋愛ジャンルからファンタジーになってもうた!どないしよう!?」


シオン

「もうファンタジージャンルに変更で良いのでは?」


愚者の声

「それも真面目に検討中…………デスデス」


『『ちょっとまったーーーー!!!』』』


愚者の声

「何者だ!!!?」


セーラ王女&ユーリ

「恋愛ジャンルが変わったら、私達のシオンとのめくるめくる百合の花園(うふふな展開)はどうなってしまうよ!」


愚者の声

「知らんがな………」


セーラ王女&ユーリ


ギロッ!!!

愚者の声

ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒイィィィ!


セーラ王女&ユーリ

「ってな感じで、恋愛ジャンルで行きますよ♪」


【次回予告】

(ゲームのディスガイア風の予告編と思って読んで下さい)


セーラ王女(エトナ)キャラ

「傷付き、悲しみにくれるシオンを癒すためにセーラ王女と親友のユーリが一肌脱ぐ事に!(物理的に)」


ユーリ(フロン)キャラ

「ああ………なんて可哀想なシオンなんでしょう!?男はみんな、けだものなのよ!?シオンの傷を癒せる事が出来るのは同性だけなのよ!」


セーラ王女&ユーリ

「さぁ!閉じ籠った心の硬い殻を破って、裸になりましょう!(物理的に)」


次回、微笑みの悪役令嬢

「シオンの貞操は私が頂きます!………じゃなかった、守ります!お楽しみに!」


愚者の(プリニー)

「18禁になると消されるから止めるっスーーーー!!!投げるのもダメッスよ!」(物理的に)


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