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【改稿版】微笑みの悪役令嬢!~微笑むだけで上手くいくものですわ~  作者: naturalsoft


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微笑み14.5

ちょっとだけ話は冒険者ギルドへと代わる。



シオン達が緊急クエストを受けてワイバーン退治に向かった後、王都冒険者ギルドの副ギルド長が出勤してきた。トップのギルド長は会合のため地方のギルドに出張中である。



副ギルド長は、貴族出のいわゆるコネで今の役職に着いた無能であった。しかも冒険者の報酬を減らし、着服したりとギルド長が居ない所でやりたい放題していた。事務員も貴族との事で、強く出られない事も増長させている原因であった。


しかし──



出勤してきた副ギルド長は、早朝から来ていた冒険者達に取り押さえられる事になった。


「き、貴様ら!!!俺を誰だかわかっているのか!?」


副ギルドが取り押さえられたのには理由がある。


シオン達が受けた緊急クエストであった。

まず、副ギルドが朝一に出勤していない事も問題であるが、緊急クエストの場合は村や街、都市などが危機に瀕しているので、早急に行われなければいけない。

国の騎士団に依頼される事もあるが、村人には敷居が高く綺麗な服も持っていないのでなかなか城へ行く勇気が出ない。でも冒険者ギルドなら依頼と言う形で行きやすいのだ。

そして冒険者ギルドのデメリットとしては必ず依頼を受けてくれるかわからないのと報酬が必要になることである。


しかし、村や町が危険にさらされた場合は冒険者ギルドから国へ【報告義務】が発生する。

しっかり税金を払っているのに守って貰えないとなると、国としての体裁が取れなくなり反乱の可能性も出てくるし、被害が大きくなると税収減にもなるからだ。


今回の緊急クエストは3日前から張り出されており、依頼表にはいつから張ってあるか日付が記載されている。

それを見たシオンは受付嬢に国に報告してあるのか聞いたのだ。

すると報告は城へ行く事もあり、責任者が向かうことになっているのだが、副ギルドは報告しに行っていなかった事がわかった。

それは机の上に、緊急クエストの国に提出する書類があったからだ。


大勢の人命や生活が掛かっているのに、放置するとは何事だ!と、シオンはフードを脱いで受付嬢をキッと睨んだ。


受付嬢は腰を抜かして謝ったが、本来、中立の冒険者職員が上司に逆らえないからと、緊急クエストを放置した罪はある!と言い聞かせ、他の職員に城へすぐに向かって報告しろと言ったのだった。


その現場にいた冒険者達に、自分がすぐにワイバーン退治に行くので副ギルド長を城に突き出すように伝えたのだった。



こうしてシオン達が辺境の村へ向かった頃に、お城の騎士団に緊急クエストの事が伝えられ直ぐ様、衛兵が冒険者ギルドにやってきて、すでに捕らえていた副ギルド長は御用となった。ちなみに実家の伯爵家もこれを期に、色々な不正が明るみにでて、お取り潰しとなりました。


ギルド長も気付かなかった事への責任があり減給となりました。


そして、王都の冒険者ギルドの膿を出しきったシオンの活躍は王都中に知れ渡り、冒険者達も安心して依頼を受ける事が出来るようになりました。


シオンは冒険者達から絶大な人気が出る事になる。



今回の件で、今までシオンが冒険者ギルドに指示して、改善してきた活動も明るみに出てしまったのだ。


今までの冒険者ギルドは一定水準の年齢と犯罪履歴がなければ誰も冒険者になれた。ランクはDランクから薬草採取などから依頼を受けれる。逆に言えばそれだけなのだ。


ランクが上がり、魔物との戦闘になっても誰も戦い方を教えてくれないのだ。故に、冒険者の死亡率が高かったので、フレイムハート家から騎士団員を派遣し、ランクの低い冒険者の戦闘の訓練を無償で行う事を義務付けたのだ。ただし、フレイムハート領内のギルドのみ。しかも訓練中のご飯はフレイムハートが無償で提供することにした。(訓練中は依頼を受ける事が出来ないので)


そして数年で目覚ましい発展と高位冒険者を多数輩出したフレイムハート家のやり方は王国全土に広がり、当たり前のようになった。


冒険者達に取ってはフレイムハート家【に】感謝していたのが、発案者がシオンだとわかると、シオン【に】感謝するようなった。



そして、また名声が上がるのでした。






もっとも、馬車に揺れながらそんな大層な事をした記憶のないシオンは後で、何でよ!?何があったの!?と戸惑う事になるのは、もう少し後のお話です。











微笑みの令嬢の【激運】が発動した回です。


愚者の声

「自分の預かり知らぬ所で、怖いですね~」


シオン

「全ての民は私を敬う者なのよ~」


愚者の声

「とんだ傲慢なヤツだよ!?」


シオン

「ふぅ、自分でも抑えられないカリスマ性のオーラがツライわ」


愚者の声

(こいつ気付いてやがる!?)



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