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【改稿版】微笑みの悪役令嬢!~微笑むだけで上手くいくものですわ~  作者: naturalsoft


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微笑み12(挿絵あり)

さて、Sクラスのクラスメイトもあらかた終わり、残るはユーリとシオンのみとなった。いやはや、魔力測定器に特別な魔法が掛けられているとはいえこれだけの上級魔法を当てても壊れないなんて製法が気になりますね~


「ユーリ君が体調が悪く、クロウ君と一緒に保険室へいったのでシオン君から測定を始めて下さい」


先生から言われて、席を立つシオン。ユーリ大丈夫かな?


「シオン様、ユーリは大丈夫ですわ。あの日なだけですの」


セーラ王女がコソッと教えてくれた。あぁ、仕方ないね……


シオンはちょっと悩んだ。どの魔法を放てば良いのかでだ。色々な上級魔法を既に使えるシオンは逆に在りすぎで悩むのだった。そして本気で放つとまた大変な事になりそうだったから手加減をして余り注目されないようにしようとも考えていた。


「…………どうしよう」


少し考えて、1つの魔法を思い付いた。珍しいし、威力もそこまでないし、派手でもないから大丈夫だろうと言う魔法を………無属性魔法を!


「創造神が産み出せし命を紡ぐ6つの光、本来交わる事のない光を我、力を持って紡がん。導かれし力を束ね、我にただ全てを貫く一条の光を与えん……」


シオンの詠唱に、その場いた全ての者達が息を呑んで見守り一言一句、聞き逃さないように集中していた。


「な、なんの魔法だ!?聞いたことないぞ?」

「私も聞いたことありません。命を紡ぐ6つの光とは……火、水、風、土、光、闇の6属性を表しているのでは……?」


王族として他の生徒達より知識のあるレオン王子とセーラ王女も知らない魔法に衝撃を受けていた。


「……我が手に集いて力となれ!!!ラグナ・ブレイク!」


挿絵(By みてみん)


全ての属性を束ねて放つ魔法。全てを無に変える究極の消滅呪文がそれだった。シオンはセーラ王女やレオン王子のように広範囲に渡る派手な魔法でなく当たったら最後、結界も属性耐性も無関係で消滅させる恐るべき魔法ではあるが、1メールぐらいの球体で大勢にダメージを与える魔法では無かったので、大丈夫だと思っていたのだが………



今までのようにドッカーン!という音はなく、静かにボフッと音がして【的】が消滅したのだった。今までの上位魔法でも壊れることの無かった魔力測定器が消滅したのだ。


辺りの空気がシーンとなり、沈黙が支配した。



「…………あれ?」



シオンだけ、場の状況を理解出来なかった。


「魔力測定器が吹き飛んだ!?」

「い、いや!消滅しているんだ!」

「凄いぞ!!!」

「あんな魔法知らない!」


ワイワイガヤガヤと、一斉に歓声が沸いた!突然の歓声にびっくりしたシオンだったが、セーラ王女に叱られました。


「シオン様!凄い魔法ですが、常識と言うものをわきまえて下さい!なんで伝説上の魔法をさも当然の様に使っているんですか!もっと自重してください!」


周囲がの反応に、セーラ王女が正しい感じシュンとなるシオンでした。魔力測定器が消滅したことでシオンの実績は測定不可として最高ランクの評価を貰ったのだった。

そこへ、保険室で薬を貰い戻ってきたユーリがシオンの魔法を見れなかったと悔しがったのでした。


「もう!私もシオンの魔法が見たかったよー!」


よしよし、次の機会にね。セーラ王女がユーリを慰めていると先生が予備の魔力測定器を用意してくれた。


「ほら、ユーリで最後だよ!頑張ってね!」


「………ユーリ、ガンバ!」


うぉぉぉぉぉおおおお!!!!

私、頑張る!!!?


「ユーリはどんな魔法を使うのかしら?」


ユーリは【的】の場所に行くと魔法を唱えた。


「聖なる癒しの光よ、母なる大地の息吹よ、願わくば我が前に傷付きし者を、その大いなる慈悲にて救いたまえ………パーフェクト・ヒール!!!」


挿絵(By みてみん)


眩しい光と共に、癒しの光が降り注いだ。


「パーフェクト・ヒールって、教皇様しか使えない最上級回復魔法じゃないか!!!?」

「死者以外の部分欠損も回復させる、上位魔法でも1番難しい魔法だよ!」

「王族やシオン様以外でもこんな魔法が使えるんだな!」


ユーリの魔法に、シオン以上の歓声が沸いて自分も頑張ろうとクラスメイト達がやる気に満ちたのだ。ユーリの測定は350もあった。


「クロウが魔力を増幅して使った魔法より魔力が高いなんてユーリも大概だな………」

「あら、シオン様の側に居るのですもの。これくらい出来ないと困りますわ♪」


セーラ王女はこっそりと、シオンの側にいても良い人物を調べていた。ユーリは数少ない合格者である。意外にシオンもユーリを友達だと思っているので邪険には出来ない。


こうして、顔見せであったクラスの魔法測定は終了したのでした。






愚者の声

「ようやく、シオンのイラストが出来ました!」


シオン

「ふーん………まぁまぁですね」



愚者の声

「ははぁー!ありがたき幸せでございます」


シオン

「でも、ユーリの方が手が込んでいるのはどうしてかしら?」


愚者の声

「紛いなりにもヒロインですからねー、ピンク髪は外せないよね♪ヒロインパワーで魔力も上乗せで」


シオン

「………私は主人公だよね?」


愚者の声

「シオンの髪が面倒で余り書きたくな………はっ!?」


シオン

「神の力を思い知れ!!私の前に立ちふさがったこと、そして神に牙をむいたこと、地獄で後悔しながら懺悔なさい。


ゴッドブロォォォォッ!!!


ゴッドブローとは女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の拳。相手は死ぬーーーー!」


愚者の声

ぎゃぁぁぁぁーーーーーーーー!!!!!

(死んだ!!!?)

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