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私、霊感あるんです。
突然ですが、私には霊感があります。とはいっても、祓うとかそんな大層なことはできないのですよ。
見ることしかできない、むしろなんで見えるの私と言いたいくらいにはこの能力を嫌っている。最初は、私つえー展開ができるのかと思っていろいろ試してみたこともある、一時の気の迷いで私がこの世に迷いしものたちを助けてあげようとしたこともあった。でも、こちらは見えるだけなので向こうさんサイドからしたら、え、何なのあの人間こっち見てんですけどー??状態になっているわけで、目をつけられてしまうのだ。もちろんそんな誰にも理解されないような能力持ってるやつが友達なんぞできるわけもなく、物心ついた時からお化けが見えると言ってる(笑)な変な子認定ですよーだ。、、だから、私は決めた。絶対に霊感があることは誰にも言わないと、そのために慣れ親しんだ地元ともおさらばしたのだ。そんな私の名前は、東雲 霊現在、華の15歳しております。このお話はちょこっと霊感のある私が、普通な高校生活を送るそんな、ハッピーでハートフルなお話です。