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2 ラスボス

目の前にシャルロワがいる。

待て待て落ち着けユイナ。まだ慌てる時間じゃない。まずは深呼吸しよう。吸ってー、吐いてー、オッケー少し落ち着いたかも。

よし、まずは状況を整理しよう。私はHEART SWORDを売りにショップに向かってそこでトラックに引かれた気がする。そして目が覚めたらここにいた。

もしかして私、死んでHEART SWORDの世界に転生した?


「シャルロワ質問してもいい?」

「はい、魔王様」

「この国の名前は?」

「ラーゼリアです」


やっぱりね。HEART SWORDの世界に転生したみたい。しかもラーゼリアかぁ、HEART SWORDのラスダンじゃん。

シャルロワもいるし、私のこと魔王様って言ってるしこれは確定だね。そう考えるとこの大きい部屋も納得できる、魔王城はオブジェクトが何も配置されてなかったんだよね。きっと開発期間が足りなかったんだろう、溜息でそう。

にしても魔王ね。私は最終的に主人公である勇者に負けることになるのかな?それはやだなぁ。

でも、この世界がゲームどおりに進むかどうかはわからないよね。

よし、決めた。私はこの世界で魔王として私の望んでいた最高のゲームを目指そう。


そうと決めたら早速行動だ。まずは私の能力確認かな。魔王の力を持ってるか確認しないと。ゲームでは識別の宝珠でステータスが分かったんだよね。シャルロワなら何処にあるか知らないかな?


「何かお困りですか?魔王様」

「うん。シャルロワ、識別の宝珠が欲しいんだけど、何処にあるか知らない?」

「識別の宝珠でしたら、宝物庫にあったかと。今お持ちします。」

「ありがとう」



さて、シャルロワが識別の宝珠を持ってきてくれたから、ステータス確認しますか。どれどれ。


Name ユイナ  職業 魔王  レベル40

攻撃力 1000 防御力 1000 魔力 0

魔法 なし スキル 魔法反射


レベル40か。ラスダンの時もそれぐらいだったし予想通りかな。そして使えない魔法。しかも魔力0。何故かこのゲーム最後は魔王と物理で殴り合うんだよね。攻略法もレベルを上げて物理で殴るだったし。圧倒的脳筋魔王。ま、いいけど。


ステータスの確認もできたし、次は仲間がほしいな。HEART SWORDの魔王は何故か部下がいなかったんだよね。

だから、ストーリーもいまいち盛り上がらなかった。

よし、次は仲間集めだ。








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