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異世界は生きている  作者: 宮原 匠
第4章 偉業を成し遂げた一族
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第84部分 偉大な人物

途中までです。『偉大な人物』2話目もよろしくお願いします。


6/20:多少変更させていただきました。

昔々サルベルシア王国に小さな家を持つ農民がいたそうだ。

その家は、ボロボロで強く蹴ったら今にも潰れそうなくらいだった。

そんな家に生まれた一つの命。

そして村の皆はこう言った。「かわいそうに、あんな貧しい家に生まれて....」

明日に希望を見出せない毎日だったにもかかわらず、その家族は優しかった。だからそれ以上の悪口は村の人たちは言わなかった。

優しかからきてしまった貧しさだった。

その優しい夫婦に助けられた人も多かったので、交流が多く村八分にはなっていないのが幸いだっただろうと思う。

子供が生まれて少し立った時だろうか....その父親が、昔だったら、無謀な挑戦だとも言われるソフトリーフの栽培を試みた。

そんなゲルフマンディ・ハングを止めた人は多かったが、そんな村の人たちの反対を押し切って栽培を始めた。

....言われるまでもないが、当然失敗した。

しかし、彼は諦めなかった。何度も何度も繰り返し栽培を試みていた。

あっという間に月日は流れてしまった。

その夫婦に生まれた子供が、6歳になった時だろうか?ついに待ちに待った時が来た....

そう、栽培に成功したのだ!


周りの村の人たちは、凄いと思っただろう。

でも自分で苦労してようやくこぎつけたソフトリーフの栽培方法を共有したのだった!


それには、村人は驚いたそうだ。

中には聞かないようにした人もいたようだが、一緒にやろうと言われて、折れてやり始めた人もいたそうだ。


そのソフトリーフは、とてもよく売れた。かなりの額が村に入ってくるようになった。

大抵の場合、人はお金が関わってくると醜い争いをしてしまうだろうが、この村は違った。

一番の功労者であるハングの一家に多くお金をやろうとした。


ハングは、「本当にいいのか?」と何度も聞いたそうだ。


それだけ、偉大な人物だった。

少し経つと、ハングの一家は周りの村の人たちと、同じような財力になっていった。

家も新しくし、中には本当に良かった!と泣く人もいたそうだ。そんな村の人たちに貢献したため、次期村長に選ばれた。不満が出るかと思いきや、皆が納得した。それだけ、信頼されていたのだ。ハングの子供が、15歳になる頃に正式に村長となった。

みんなでお祝いをしてその祝いは、例を見ない2日間も行われたそうだ。

また、王都にいるスラム街にいる人たちを雇うなどとその村では初めてやることを次々としていた。面白いことに、成功するもので晩年には中級貴族並みの財産を持っていたそうだが、その財産は、みんなのおかげであると言って半分は村の発展などに使うという温厚な人であり、恩人のような人となっていた。

そんな人物を誰が恨むのだろうか?皆が本当に素晴らしい人だと言った。

彼が唯一失敗したことといえば、妻と自力で仲直りできなかったというくらいだ。それが村で笑い話となっている。本人はその笑い話を聞くたびにあの苦しい生活でも逃げずに支えてくれた妻に感謝の気持ちでいっぱいになるそうだ。

人には必ず死がいつかやってくる。


そんな偉大な人物も例外ではない。

78歳という波乱に満ちた人生に幕を閉じた。


村の人たちは悲しんだ。彼が亡くなってからは、しばらくの間重い空気が村を覆った。



長男はというと、父親と同様にとても優しい人であった。村では知らない人はいなかった。

父親の功績もあったために、2代同じ一家が村長をするというこの村では初めてのことであった。

反対意見は多少出てしまったが、反対と言っていた人もなんだかんだで納得したみたいですよ。


長男チャーストにも納得させる何かがきっとあったんでしょうね。


チャーストが26歳くらいの時、ある貴族から山を買わないか?と言われたそうだ。親しい仲であり、その家は財政難に陥っていたので情が入ったのか、騙されると知らずに購入してしまった。


銅鉱石が出ると聞いていたが、全く出なかった。

その報告を聞いた時にはもう遅かった。その貴族は、行方をくらましていた。こうして騙されたことに気がついたのだった。


しかし彼は諦めなかった。使い道のない山だったがなんとか活用できないものかと考えてみたようだ。

が、いい案は出なかった。


村の人たち誰もが「ああ....やってしまったな」と思ったそうだ。


そんななんとも言えない空気が漂っているある日、大雨が降ったそうだ。しかも何年かに一度あるかないかというこの大雨でソフトリーフは、かなりの被害を受けた。奇跡的に壊滅状態には至らなかったのでよかったと村の人たちは、胸をなでおろしていた。


山では大きな土砂災害が起きていた。無残な光景だった。茶色い山肌が見え、青々としていた美しい山の面影はなくなっていた。


どれくらいの被害であったかを調べるため、村人たちの中の選ばれた調査隊を派遣したんだ。


さぁ!!ここからが凄いんだぞ!


なになに!!


で〜も、今日はもう遅いからまた明日な。


えぇ〜もっと聞きたいぃ〜


だめだぞ。そんなに夜遅くまで起きていたら、レッドキャップがやってきてギロチンにされちゃうぞ?


それは、嫌だよぉ〜


じゃあいい子に寝るんだぞ。


はぁ〜い....


おやすみ、いい夢を見るんだぞ?


おやすみ〜


ー・ー・ー


....チャースト・ハングみたいな人生を送ってみたいよ。でもそれは叶わぬ夢か....

夢....この本を読むたびに幼い頃の自分の夢を思い出すことができるからいいなぁ....

我が子は一体どんな夢を持つのだろうか?

知りたいな。


本当にハング家のような体験をしてみたい!



はたして、その夢は現実のものになるのだろうか....


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よろしくお願いします(*´〜`*)
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