第3部分 プロローグ③
なかなか小説書くの難しいですね...
頑張っていこうと思いますm(_ _)mペコリ
2019年3月25日~2020年4月19日:改良と、小説の一部を変更を行いました。
ベースが短かったこともあり短期間で改稿が完了しましたね。
また、進行がおかしくならない程度に会話を追加させてもらったので、以前のものとは少し違ったものになりました~
こんにちは〜
はじめまして!私は、地球を見守っている神様の一人です。
ゼウスやさまざまな神話に出てくるような有名な神じゃないです。
あっ、なんか期待させちゃいましたか?なんかすみません....
ある日突然なんだが、旧友のイムスという惑星の神が相談に乗って欲しいと言われ、正直こんな無名の神である私が頼られると思ってなかったからかなりうろたえてしまった。
ー・ー・ー
「久しぶりだね〜」
ヒョコっと顔を出して挨拶をする。
突然の訪問に驚いてしまったようで頬が引きつっている。
「驚かせないでくれ!」
私の知らぬ間に1つの星を治める神になっていたことに驚いた。もっと頑張っていたら変わっていたのかと少し悔しかった。
「突然訪れて悪かったよ」
自分には、脅かそうとするつもりは微塵もなかったが、恐怖させたことを深々と謝る。
そんなに深々と謝られるとは思っていなかったようでうろたえている。
「べっ、別にいいけどさ、その....相談とは?」
近くにあった椅子に勝手に腰掛けて話始める。
「重要なことなんだぞ?」
「わかった、いいから話してみてくれ」
真剣な表情から、重要さを理解して一語一句たりとも聞き逃さないようにする。
「どうやって....どうやって地球は戦争を止めたんだ?」
[知りたい....]
「それはだな....」
上を向き、なにか考えるようなフリをする。
[んんんっ!?やっ、やばいぃっ!その時は休暇を満喫していて全然覚えてない]
「....」
一生懸命に考えてくれている友人を瞬きせずじっと見る。
苦笑いしつつも、せめて自分のぼろが出ないように演技をする。
「戦争を体験している人の魂が残ってたと思うから、この人....浅野春香を転生させよう」
「わっ、わざわざ転生者をくれるんですか!?助かりますっ!」
声には驚きと、喜びが感じ取れた。
転生者の受け渡しにはそれなりに負担がかかるのであまり行われないのだが、後輩には先輩としての意地を見せたかったのだろうか?
「あまり期待しないでくれよ?」
期待外れだった場合の保険として、うれしそうにしている彼を宥めるように話す。
「困窮していたので、なんでも構いませんよ!」
問題ないとばかりに返事を先輩に返す。
「言っちゃ悪いけど、代わりはたくさんいるからね....」
[転生させることは、負担がかかるけど....苦肉の策だ。仕方がない、仕方がないんだ....]
「まぁ....そうですよね」
自分も思うことがあるのか、うなずいて同意を示す。
「ああ、私の見守っている5億人。すでに過重労働だよ」
心身共に疲れたように遠くを見ながら後輩に話す。
そんな先輩を気にも止めず、後輩は話し始める。
「へぇ〜少なくていいですね!」
同意してくれたと思ったが、とんでもない発言が飛んできて後輩をすごい形相で2度見する先輩。
「そうだ....えっ!?これでも少ないの?」
先輩からすごい形相で2度見され、対応に困る後輩だが、さらに先輩を追い詰めることを話す。
「先輩、顔怖いですよ....私の場合、1人で30億人を管理していますよ。そのほかは部下に分業させています」
仕事ができるということはこのことなのだろう、自分では信じられないことを聞き流す先輩の姿があった。
「あっ、そうなんだ....」
文章の付け足しのような感じで放心状態になりかけの先輩に伝える。
「あと、私の見守っている惑星は魔法というものがあるんですよ」
これには自分もついていけると判断したのだろうか、魂が少し戻ってきた気がする。
「地球にはないものだな」
「そうですね。しかし、見たところ浅野春香さんには魔法の才能がありそうです」
春香の魂をこねくり回しながら話す。
「そっ、そうなのか?」
適当に選んだが、当たりだったようでほっとしたような声で話す。
「さすが人選には才能がありますね!」
人選がとても上手な先輩と認識していただけあり、この先輩を頼って良かったと改めて思うのだった。
「人選だけだよ」
[人選だけは才能があるんだよなぁ....]
「そんなことないと思いますよ」
なぜか謙虚になる先輩に首を傾げながらも、思ったことをありのままに伝える。
「ありがとな」
[どうしよう、悔いを残して最期を迎えてしまったし、戦争に対して強い反対をしていたからと思って選んだだけなんだけど....]
「突然きたのにさ、丁寧に対応してくれてありがとな」
先輩の顔を見ながら感謝の気持ちを伝える。
「また来てくれ。どうせ他の神は俺のことなんてとっくにに忘れていると思うからね」
大きなことを成し遂げたり、注目されるようなことがない限り埋れゆくものなのだ....
「そんなことはないと思いますよ?」
「そうかな?久しぶりに君と話せて楽しかったよ」
「そう言ってもらえると嬉しいです」
「今日はありがとな」
頑張って乗り切ったという感慨深いという想いが伝わりそうな声で話す。
「こちらこそ」
そう言い残してこの場を去っていった....
ー・ー・ー
20**年・地球は様々な問題こそあるものの発展はすざまじいものです。
地球を見守っているだけでも大変だなぁって思ってたけど見ていると成長したり面白いこと考えてたりするから楽しんでやってますよ。
「お久しぶりです」
「おわっっ!」
[うわぁ!びっくりした]
突然出て来るものだから驚いて声を上げる。
「あなたの勧めてくれた、春香さんの受け入れの準備ができましたんだけどそっちはどうかな?」
毎度毎度、急に来る後輩を睨みながら話す。
「順調だよ〜」
[そっちは仕事が早いなぁ....こっちはやっと転生させることの許可が下りたっていうのに]
「ありがとうございます」
「....状況はどうだ?」
「少しだけ改善したかな?宗教に力を入れたのが功をなしたのかもね」
「宗教ねぇ、確かにいい案かも」
「ですが決定的な効果は得られないので....」
「こっちに期待しているということですか」
「頼りにしていますよ」
期待するような声で先輩に話す。
「わかったよ」
最後まで責任を持って取り組もう、そう思うきっかけとなったこの時。その任務に対する意識が強くなったことを後輩はまだ、わからなかっただろう。
ー・ー・ー・ー
「とりあえず、長期の休暇中起こったことがまとめられているビデオ。飲み物を飲みながらこれを見るとしますか」
そうつぶやくと椅子に座って画面を眺め始めるのだった。
ありがとうございますm(_ _)m