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異世界は生きている  作者: 宮原 匠
第3章 戻ってきた主人公
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第83部分 放課後は穏やかに

そうなんだよ....


じゃあ....もう少しでエルマンも、今後を共に歩む人を見つけなければいけないってことなのかな?

....なんだかとても大変そうだね。


いや....もう決まってしまっているんだ。


えっ!?そうなの?


ああ....もううちの親が、決めてしまったんだよ。[ハルの身分だと自分の意思で決定できるから羨ましいな。]


やっぱり自分の意思では、決めることができないんだね。[これは、私の時もそうだった。やはり一家の大黒柱である父親がお相手を決めてしまうんだよね....それでも、私の場合は良かった。だってとても優しくて家族思いの良い人だったからだ。今思うと決めてもらってよかったなぁとまで思うくらいだ。エルマンも私と同じように、そんなふうに思えるような女性であったらいいな。]


そうなんだよ....ハル?ハルッ!?


あ、ああちょっと考え事をしていたんだ。


よかったぁ〜急に固まるから驚いたよ。


ごめんよ。


いいよ、いいよ。だから自分の意思で決められるハルが羨ましいよ。


そうなんだ....


そうだよっ!!やっぱり自分のお相手は、自分で決めたくないのか?


そうだけどさ....本当にこの国は父親が決めてしまうのかな?


いや、公爵以上の階級身分の人たちならば、自分の婚約者を決められるようだよ。でもね....自分の出世のために一緒もしくは上の階級の人と婚姻をする人が多いだろうね。


ということは....[好きでもない人と婚姻を結ぶだなんて酷すぎる!]


ハル、そうなんだよ。君が察した通りだよ。


エルマンは、それで辛くないのか?


つらいさ....でも何代も続いてきた貴族家を自分の代で消したくない。消してしまったほうが、もっとつらいよ。


貴族のしがらみは、ずっと昔からなんだね。


もう伝統のようなものだよ。


伝統....か。


そうだな。良い伝統は、これからも続けていくべきだし、残さなきゃいけない。悪い伝統だったら、それは話し合って変えていくべきだと考えているんだ。


そうだね。自分の考えを持つことはとても大切なことだと思うよ。


でもね....


ああ、もっとそのような考えを持つ人が増えてくれたらいいのにね。


そうだね....


そう考えると、貴族って本当に大変なんだね。本当にそうなんだよ!今でも選民思想のひどい奴もいるし、貴族だからといって馬鹿みたいに権限を行使したり....というやつもいるんだよ。


人は誰でも権力と富を手に入れるとその欲望に呑まれてしまうんだろうね。


例えが上手だね....確かにそうかもしれない。


エルマン、そう行った人たちを指導する人たちはいないのかな?


そういった悪いことをしている人は、賄賂などでもみ消しているだろうね。サルベルシア王国も闇が深いよ。


え〜っと....この王国をまとめているお方は、女王さまだったよね?


そうだね。....それがどうかしたのか?


そのお方は、国の腐敗には気がついていないのだろうか?


いないんじゃないかな?だって、ギンバレー山脈から毎年採掘される莫大な金属の輸出でとてつもない富を生み出している。それに比べたらさ、賄賂なんて少額だよ。受け取っている人の懐に消えていくだろうな。

しかも金属市場の管理と、国の方針を決めることもされているからとてもじゃないけど黒い部分には気がつけないのかもしれないな。


市場の管理もできるお方なんてすごいな!


市場を管理しなかったら金属の価格が下がってこの国は死活問題になるからね。


他にはないのか?


う〜ん....ほとんど金属の輸出に頼っているね。


まずいんじゃないのか?


それは、かなりの貴族が思っていることだよ。

ハルは、凄いな。こっちは最近になって気がついたのにもう勘ぐるとは....


そ、そうかな?だって、ほら!俺の生まれた村は一つの特産品に頼りすぎて大変な目にあったことがあったんだよ。[バレないよな?]


なるほど....そう行った経験も大事なんだな。


そうなのかもね。


今の女王様は、本当に優秀であられる。


国の行く末を担っている貴族が、腐っていて大変だろうね....


もう黙認されてしまっているのかもね。


それだったら嫌だね。


そうだね、そうなっているなら毎年どれくらいの損失を被っているのやら....


なんだかもったいないよね。


そうだね。裏の世界、表の世界まさしく紙一重だよ。それでも、選民思想さえなくなればまた変わると思うんだけどね。


ところで....選民思想ってなぁに?


えっ!?


意味がわかんないな....教えてくれないかな?


そうなんだ....う〜んどうやったらわかりやすくハルに説明できるだろうか....ちょっと考えさせてくれ。


じゃあさ、エルマン。


ん?どうした。


考えている間に洗濯を済ませていいかい?いや....やっぱり失礼だよね。だってこっちのために考えてくれているんだし....


いや、全然やってもらって構わないよ。


いいのか?


全然いいよ、ハルの都合も知らず相談したいと言ったにもかかわらず、俺のために時間を作ってくれたじゃないか。相談できるのはもっとあとだと思っていたからね。


そうか....助かるよ。


じゃあこっちは、ハルに伝わりやすいように考えるよ。


ありがとう。


いいってことよ。


ー・ー・ー


ゴシゴシ....パチャパチャ....


エルマン....


ん....


寝てないよね?


あ、ああちゃんと起きているよ。


寝てたよね?


バレたか....


こっくりこっくりしてたからあからさまに寝てると思うよ。


最近夜遅くまで起きてるからなぁ。


早く寝なきゃダメじゃん。


そうだね。


....何か理由でもあるのか?


そのぉ....


なんだよ。言ってくれたらいいのに。


お父さんとお母さんの夜の営みがうるさくて....


....大変だね。


本当にそうだよ。やるのはいいけどなんで俺の部屋の隣でやるのかな?


さあね....?


で、なんでさっき呼んだんだ?


ああ、モンスターの血ってなかなか落ちないね。


そもそも血が落ちにくいからね。


石鹸があったらいいのになぁ....


あるのはあるよ。


えええっ!!


でも....非常に高価だから無理だろうね。なんせ、金貨で取引されるくらいだからね。


そ、そんなにもするの!?


ああ、それでも、ものすごい人気だぞ?


そうなんだ....


選民主義の意味がわからないって言ってただろ?


そうだね。


簡潔に言うとこうだ。いわゆる、他の人たちと比べて自分の家の血統が優れていると強く思っている人たちだね。俺は、自分の家に自信を持ちすぎている人たちを言うよ。蔑む視線を送ると怒るから気をつけたほうがいいよ。


そうなんだ....そうやって聞くとあまりいい人たちじゃないんだね。


ああ、器が狭すぎる。


領地でもなんかやらかしてそうで怖いね。


そうだね。


ー・ー・ー


終わったぁ!!


よかったな。


エルマンは、もう帰るよな?


そうだね。もう帰るよ。また明日だなハル。


気をつけて帰れよ。


そっちもね。


階段か....


頑張れ....いや、ハルには物体収納袋アイテムポーチがあるじゃないか。


確かにそうだったな!


じゃあ気をつけて帰るよ。


また明日頑張ろうな。


お互いね。


期末考査の範囲が広いな....

小テストが本当に面倒です。再試にはひかかっていません!これだけはありがたい。

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