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異世界は生きている  作者: 宮原 匠
第3章 戻ってきた主人公
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第79部分 恐怖の張り紙

行きと違って、馬車のランクの高さは少し下がってしまったからちょっと酔うかもな。


どうにかならなかったの?


あいにく全部出ていたからこれになったんだよ。


そうなんだ....


できたら、行きと同じランクの馬車だったらよかったわね。


もっと早くに、馬車の予約をしていたらよかったな。


すまない、そこまで気がまわらなかった。


最低水準じゃないですからいいんじゃないですか。


最低水準よりはまし....か。


まあ、文句ばっかり言っててもどうにもならないし、乗るか。


足元に気をつけて乗ってくださいね。


ああ、忠告感謝する。


いえいえ....


ふぅ....なかなか内装と座るソファーはいいんじゃないですか?


確かにそうだな。椅子が行きの方よりも帰りの方が柔らかいような気がするよ。


この馬車には、衝撃吸収板がないみたいだぞ。


だからか....[ランクが低いとこうなるよな....]


柔らかくないと乗ってられないからか....


ランクはまあまあだからこそだろうね。


石とかに乗り上げないことを願うしかないな。


無理なんじゃないですか?


一応願っておくだけだよ!


ん....?


どうかしたのか?


え、ええ....


....


....


行きよりも馬車の中が広いなぁ、ってね。


なんだよ....もっと重要なことでもあったのかと思ったよ。


驚いただけよ....急に固まってしまって悪かったわね。


別にいいですよ。


ありがと。


まあ....衝撃吸収板は、非常に高価だからな。


そうなんですか?


ああ、かなりの高価な部品の一つだよ。


へぇ....[知らなかったなぁ。でも、みんなは知っているみたいだけどね。]


皆さん、全員乗られましたか?順番が来ましたので発車させてもらいます。


ああ。....じゃあよろしく頼む。


はい、任せてください。グラーレンに入るまでは、悪路が続きますので酔いには気をつけてください。


悪路か....[嫌だなぁって思うよ。]


悪路ね。行きの馬車ではなんとも思わなかったけど....どうかしらね。


覚悟はしたほうがいいな。


フリットさんの言う通りですね。


この中に回復ヒーリングの使い手はいますよね?


私が使える。


それなら俺だって回復ヒーリングくらいなら使えるぞ。


さすが、スルネイン!リーダーだけはあるな。


そっ、そうか!


おっ!喜んでる、喜んでる。


おっ、お前俺で遊んでいたのか!ひどいじゃないか。お前の誉め言葉に気を良くしたのが間違いだったか....


スルネイン....馬車の中は狭いんだから大声は出さないでよ。


すまん、ついカッとなってしまってね。


フリットさんもほどほどにしたほうがいいんじゃないですか?


ハルの言う通りだよ。


そうだぞ?人にやったことはいつか自分に帰ってくるからな。


なんか、説教みたいだな....


嫌なら、直しなさいよ。


メルタまでぇ〜....


なんかさっき情けない顔してたな。


ハル、いいものが見れたな。


仲がいいんですね。羨ましいよ。


ハル、俺たちはもうそんな関係だろ?


そうだよ!


そうよ、ダンジョンで協力しあったじゃない。


ハル、君もこの仲のいいって言ったらおかしいかもしれないかな?


別にいいんじゃないか?


だよな。ハルはもうこのパーティの一員だよ。まあ....馬車に乗る前にも同じようなことを言ったんだけどね。


[賑やかなパーティだなぁ....全く喋らないパーティもあるけどそういうパーティは、もう取り返しのつかないくらいに崩壊しているんだよな....

このパーティはそんなことはないようだな。]


ー・ー・ー


....ちょっと揺れが収まってきましたね。


楽しく話している間にくぐり抜けたのかな?


そうなんじゃないかな?


戻ってきたな。


そうね。


ああ、なんだか懐かしい。


なんだそれ、どこか旅に行ってきたやつがいうセリフだろ?


確かにそうだね。


いいだろっ!


まあ、人それぞれですからいいんじゃないですか?


ハルに「人それぞれ」でまとめられたよ....


ダッチ、もうそろそろなんじゃないかしら?


あともう少しで貴族街だからね。降りる準備をしておくよ。メルタ教えてくれてありがとう。


いいよ。気をつけてね。


ああ、ありがとう。それにしても....今回は結構収入があったね。


ハルのおかげでだな。


物体収納袋アイテムボックスを近いうちに買おうと決意したよ。


本当に買えるのかしら?


ふっふっふっ!実はいざという時用の貯金が結構溜まってるからそれで購入するよ。


しっかり者ですね。


そりゃあな。ハルたちよりも長く行きているんだからな!


ー・ー・ー


貴族街の乗り降り場につきましたよ。


じゃあ、また学校でな。


ああ、また明日な。


そうだね。


ー・ー・ー


じゃあ俺たちはここでお別れだな。


どこまで乗ってくんですか?


住宅密集地までだよ。そこに家があるんだ。


また、いつかおいでよ。ダッチが、俺の家を知っていると思うからな。


へぇ....[やっぱり、パーティ内で交流しているんだなぁ....]


また会おうな!


約束だぞ?


また、ダンジョンに行きましょうね。


もちろんです!


じゃあなー!


またなー!


また会いましょ〜!


またお願いしまーす!


任せとけー!


ー・ー・ー


いいパーティだったなぁ。

仲も良くて、仲間のことを信頼できて、どんな人なのかも知っているみたいだった。一からパーティをやり始めるとああなれるのかな?

理想のパーティだったな。地球にはない絆の芽生え方なんだろうな。

いや〜本当にダンジョンに行って良かった。ここでずっと過ごしてたら手に入れられないものがたくさん手に入れることができた。ダッチに誘ってもらえてよかったなぁ。


久しぶ....これはなんだ?

「ハルさん、この紙を見たらすぐに職員室へ来ること!」

ん....?なんかまずいことでも起こしちゃったのかな?それともいない間に起こったのか?

思い当たることがないんだけどなぁ....どうしよう。

とりあえず、荷物だけ部屋に置いてから行こう。


カチャ....久々に鍵を開けたな。旅館の鍵はまたここの鍵とは違っていたな。

....職員の誰かが親鍵マスターキーで入ったのかな?なんかちょっと配置が変わっている。

「取り調べのため調査した。」

....これ、真面目にやばいやつかもしれない....

丁寧にこんな書を置いてあるだなんて思わないよ。

本当だったら、ダンジョンで汚れてしまったものや、掃除、洗濯をしたかったのになぁ。砂もいっぱい付いているからはらったりとかもしたかった。

箒があったら楽なのになぁ。この世界には、雑巾とはたきしかない。近いうちに、図書館へ行って毛のある動物か魔物を探して狩たい。


....いけないな。早く職員室へ行こう。思いついたことはちゃんとメモを取っておかないとな。


ー・ー・ー


コンコン....失礼します。


誰だ?


ハルです。


....ハルなのか?


はい、そうですけど....


なにっ!ハルだと!?


ハルが来たぞ!


やっときたか....


まさか休みの最終日までここにこないとはな....


ハルが来たって本当か?


....やばそう。今の状況を簡単に言うとその一言に限る。何をやらかしてしまったのかなと必死に考えているが全く思い出せない自分が恐ろしい。


大丈夫ですか?顔色が悪いですよ?


え....?[一体いつからそこにいたんだ?自分の世界に入っていたから気がつかなかったのか?]


顔色が優れないようですが大丈夫ですか?


ええ、全然大丈夫ですよ。


ならいいのですが....体は大事にしてくださいね?


ありがとうございます。


いえいえ。お大事にしてくださいね。[なんてかわいい子ね。]


ハルくん入室を許可する。


私は、行かなければならないので失礼します。


そうですか....また会えるといいですね。


え?ハルくんさっさと入ってきたまえ!


早く行ったほうがいいんじゃないですか?


そうですね。


失礼します。[おおお....皆さんものすごい形相だ....相当お怒りだな。先が思いやられる。]


やあ、よくきたね!


ひぃ....[顔は笑っているが瞳の奥は激怒しているなぁ。俺は一体何をやらかしてしまったのだろうか....]



小テストめんどくさいです....



ついに!ついにこの時がぁぁぁ!!!!!


次の話を投稿するのが楽しみです。いよいよ登場させることができる。本当に長かった....


誤字があったらすみません。教えていただけるとありがたいです。m(_ _)m

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