第66部分 あの思いはただ一つ
でも、自分の身を守りたい気持ちはとてもわかるがな。
いざとなると、やはり大切なのは自分の身の安全ですよね。
それは仕方がないことやもしれんが少しは周りを注意したほうが良いだろうな。
少しくらいは均衡を保つ必要があるよ。
難しいですよね。
政治から離れつつある民をどうやって戻すか....それが難題ですよ。
どうしたものかな。
ですね。
み、見つけました!
ここらにずっとおったのだが....
先ほどのことで避難をされているかと思いましたので....
そうか、まあ普通はそう考えるよな。
はい、すみません。
なぜ謝る?
見つけるのが遅れたからです。
構わん。
ありがとうございます。
で、私たちに何の用だ?
そうです!!
落ち着け、焦っても伝えたいことは伝わらぬ。
そうですね。
うむ。
砦が崩れました。崩れたのですっ!
へ?
え?
ん....?
そうか....
ほう....
....
「「「「「「えええっ!!」」」」」」
嘘であろう?
そもそも崩すことができるのか?
点検はしたのだろう?
確かにそうだよな。
ちゃんとしたはずだぞ。
抜かりはないはずだ。
毎回していることですからね。
嘘もほどほどにしてくれよ....
本当なんです!信じてくださいよ!
信じたくないな。
そうですね。あの堅牢な砦が崩れるはずなかろう。
ですよねぇ。
そもそも崩せるのか?
無理であろう。
まさか、アレーク王国の仕業ではないでしょうね。
あれほど離れているのにどうやってあの砦を崩すんですか?
そうですね。
ですが自然に崩壊したと考えていいのでしょうか?
とりあえず私たちを連れて行ってはくれぬか?
見た方が早いですよ。
現場に行くほうが良いだろうからな。
あなたは、よく国内を飛びまわっているからそのことがよくわかるでしょうね。
資料よりも現場に行ったほうが絶対いいな。
経験がものをいうということですな。
ああ、自信を持って言える。
それは頼もしい。
本当ですね。
ああ、そうだな。
案内をさせてもらいますね。
頼んだぞ。
はい。こちらです。
ついて行こうか。
そうですね。
ー・ー・ー・ー
貴様っ!誰に剣を向けているのだ!その剣を下ろせ!
下ろすのだ。
....それはできない。
そうか....
本当にいいのか?
やってしまえっ!我に逆らったみせしめにしてやれっ!
「「はっ!」」
うおおおおっ!
ぎぃぃん....
ほう、これが見えたとは....そなた、なかなかの腕だな。
お褒めに預かり光栄ですよ。
だが....止めるだけでは私たちには勝てないぞ。
余裕だな。
そっちこそなぁ!
はい、あんな弱そうなやつは一人で相手ができるであろうな?
もちろんでございます。
なら良い。いたぶり殺せ。
「はっ!」
なぜ攻撃をしてこない。
お前らに用はないからだ。さっさとどいてくれないか?そうしたら死なずに済むぞ?こんな奴に忠誠を尽くしているのか?
それは、答える必要はないだろ?
ふっ....そうか。
そんな高圧的なことを言っているがさっきから避けるか流すかのどっちかしないじゃないか。
もしやそれしかできないのではないのか!
言ったな。じゃあ、死んでもらうよ。歯向かうというならな!
ふざけるなぁぁ!!
冷静さを欠くのは良くないな。
いつの間に....ゴハッ....強い....な。
何をしておる!立たぬか!
無理ですよ。もう息絶えています。
約束が違うではないのか?
申し訳ありません。
じゃあ、貴様がかたをつけろ。
かしこまりました。
お前もやるのか?
さっきと同じ技は通用しないぞ?
それはどうかな?
言っておくが、そいつよりは強い自信がある。
自信を持ちすぎると痛い目にあうぞ。
それはどうかなぁ!
くっ!
どうだ、この一撃は。手が痺れたか?
こんなもので、か?
痺れていないのか?
多少痺れた程度だな。
....そうか。ならいいんだよっ!
グフッ....がぁっ!
これは効いただろ?
....ううう。
その調子だ。もっとやれ!ぼこぼこにしてやるんだ。
すまないが死んでもらおう。うおっ!!
チッ、外したか....
今のは演技か?危ないところであった。
本当は温存しておきたかったがやめておこう。
余力はあるのか?
十分になっ!
ぐおっ!うぐぐぐ....
死ねぇぇぇ!
どこからこんな力が!
ふんっ!
うおっ....
俺の勝ちだ。
ぎゃぁぁぁっ!
強敵に値するものだったよ。
そう....か。
あとは、お前だけだ。
ひ、ひぃっ!こここっちへ来るなぁ!
ふ....ふざけるなっ!いざ自分が殺されそうになったら逃げるのか!
何故そうなるのだ。おかしいだろ!
おかしい?おかしいだと!どこがだよ。
やめてくれ、頼むから!
知るかっ!
グハッ....だっ、だのむよっ!殺さないでくれ。か、金。金ならいくらでも出すぞ。だから殺さないでくれ!
人をいたぶり殺す事が趣味の自分を悪く思わないのか!
ど、どこでそのことをっ!もしや!
そうだ。そのもしかしてだよ。父と母の仇だ!
悪かった、本当に悪かったよ。謝るから許してくれ。頼むよ。
....
もし君が、仇うちして私を殺したら君は貴族を殺した罪で処刑されるんだぞ。そんなことを君の父と母も望んではいないはずだろ?
きさまぁぁぁ!!父と母の名前を忘れたとは言わせないぞ!
ま、待ってくれ!本当に待ってくれ。やめてくれ。剣をおろしてくれ。
ぎぎゃぁぁぁ!!おでの、おでの腕がぁぁぁ!
いい顔だ。いい顔になったな。
狂ってるぞ!私を殺しても残るのは罪だけだぞ。
それでもいいのか!
父と母を目の前で殺されるこの辛さ!お前に理解できるはずないだろ!
できる、今ならできるぞ!
嘘ついてんじゃねぇよ!
あああぁぁぁ!
し、死ぬ。ほんとに頼むよ!
お前はよくその言葉を聞いてから人を殺していたよな?
はい....
素直になったな。
....
その辛さがわかったか?
わかりました。わかりましたからどうか許してください!お願いします。
いい顔だよ。だがな、一度死んだ人間は二度と戻ってこないんだよ。そんなことはわかるだろ?
はい、わかります。
二度と会えないんだぞ!
はい....
自然的なものや歳のせいなら受け入れられる。
そうですね。
しかし!死因を貴様が作ったんだぞ!その罪を犯した刑罰として受け取れ!
早まらないでくれ!やめでぇぇぇ!
無理だよ。
ああ....
[なぜっ、なぜなんだ!なぜ私だけがこんな目に合わねばならないのだ!ほかの貴族だって普通にやっているだろ!]
まだ死ねないのか。しぶといやつだな。今度はちゃんと死なせてやるよ。
ベキッ、バキッ、ボキッ、グチャ....
いぎゃぁぁぁぁ!!
うるさいなぁ。
ゴキッ....
んんがぉぉぉ!!
ー・ー・ー
ようやく死んだ....か。
やった、やったぞ!ついに親の仇がうてた。長かったなぁ。くくくく....
そしてその殺された貴族は砦崩壊の関連死として処理されたという。
まだアルビン帝国の闇は深い....
白川郷行ってきました!
山にはまだ雪が残っていたので驚きでした。
朝5:00に家を出て帰ってきたのは、夜中の10:00でした。本当はもっと早く帰れていたはずなのですが、車の事故で通行止になったせいで遅くなってしまいましたよ....疲れた....でも、車の運転をしていたお父さんの方が、疲れているでしょうね。
飛騨大鍾乳洞も良かったですよ〜




