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異世界は生きている  作者: 宮原 匠
第2章 2ヶ国間戦争 (開戦編)
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第61部分 歴史に残る戦争記録

やあ君達、また来てくれたのかい?

えっ....つまらないから聞きたくないだって?

そんなことを言わずに聞いていってくれよ。

昨日解読が終わった資料があるんだよ。


遠慮しておくよ。


君の秘密をばらしていいのかい?


汚いだって?君が聞こうとしてくれないからだよ。


わかったよ。[とほほ....]


今回はこれだよ。


アルビン帝国が、先手をうってきた。前の戦争と同じく歩兵部隊を狙ってきた。ピーター・ドラッカーは、最初の方は干渉するかしないかで迷っていたが流れ弾の心配も考慮して干渉をしなかった。私は、とても心配だった。

右翼と左翼はてっきり干渉するものだと思っていただけに動揺していたが、それもつかの間だった。

適応能力が高いものたちで組まれているだけはあると改めて実感した。

あの武器がそれほどに活躍するものだとは思いもしなかったので心配なことがあった。

例えば、撃ち出すまでに時間がかかることや雨天など湿気が多いと不発になったりと天候に左右されかねなかったからだ。

しかしながら、今回の戦争は天気も良いから銃が本来の威力を出してくれることだろう。

でも、あの中に混じっている我が子が心配になる。どうしたものか....

いよいよ敵の騎兵隊が迫ってきた。

私は、息子が無事であることを願うばかりだった。必死に弓を放っているが、思うように敵を減らすことができない。


無力なものだった。


ああ、我が子がが無事であることを願うばかりだ。


ぶつかった後の結果は素晴らしいものだった。

中央部隊が放った銃声はここまではっきりと聞こえた。こんだけ離れているにもかかわらず聞こえたということはよっぽど大きい音なんだろうと思った。

銃部隊にたどり着いたアルビン帝国の騎兵隊はいなかった。敵は皆目前にして倒れていってくれた。

どのようにして連続的に銃を撃つ事ができたのかが知りたかったが、今すぐの接触は無理そうなので家で聞くしか無かった。敵は辿り着かなかっただろうから我が子は、きっと....大丈夫だろう。

遠目から見てもはっきりとした戦果がわかった銃はすごいものだと思った....


どうだい?それなりに面白かったんじゃないのかい?


前よりも面白かった。


真剣に聞いてくれて嬉しいよ。


じゃあ、中央部隊のものも聞いておくかい?


う〜ん....


迷うのか....


面白くないかもしれないじゃないですか。


そうか....悲しいものだな。


わかりましたよ、聞かせてくださいよ。


本当か!?


中央部隊のものだよ。そこそこの量じゃないですか。解読大変でしたでしょう?


楽しくてやっているからね。


そうなんですか?


ああ。君もどうだい?


遠慮しておきますよ。


残念だな。


早く話してくださいよ。


おお、そうだったな。


アルビン帝国の騎兵隊は迫ってきていたが、従来の飛翔武器と違い予備動作が大きくなくて気がつかれにくいと思っていたが前にもここで矢を使ったことが関係してかばらばらに進んできたのが厄介であった。

指揮を執っていた私は心配であったが一列目の発砲で目視500人以上の死傷者を確認、および付近まで来ていた敵の騎兵隊は全て撃ち殺すことに成功。

素晴らしい戦果だった。

1列目と2列目の交代に多少手間取ったものの、何事もなく次の発砲に移ることができた。シュバルツ皇子が進言されたとされるこの方法はとても素晴らしいやり方であった。

2列目には敵の騎兵隊の動揺もあってか、目視1000人以上の死傷者を出すことに成功した。

敵の騎馬兵は、のべ1500人以上の死傷者を出しているにもかかわらず、無謀な突撃をしていた。

今までにない程、落ち着いて判断を下せる事は初めてのことだった。

その名も銃という偉大な武器のおかげで。技術局はいい仕事をしている。この戦争が終わったら、技術局にお礼を言いに行かねばな!

変わった武器を開発したなぁと思っていたがこれほどにも活躍するとは....まったくもって素晴らしい!!

3列目が最後の発砲になった。流石に判断ができるようになったのか脱兎の勢いで敗走していった。

素早いものだったが、銃には敵わなかったようだ。ここでも300人ほどの死傷者を出すことに成功。アルビン帝国の騎兵隊に多大な被害を与えることができた。

アレーク王国は、アルビン帝国の騎兵隊の放った矢による少数の負傷者だけにとどまった。

こちらは、今のところ一人も死者を出していない。エンフィールド・ライフルが最初に使用されたこの戦いは大成功だ。前の戦いは、まだ矢を使用していて多数の死者を出してしまった。それと比べたら雲泥の差だった。

王国の技術局はとんでもないものを開発したと思った。唯一の難点は、雨天の時や湿度が高い時。

あと敵兵からの武具の剥ぎ取りのさいに本当に絶命しているのかが確認しずらいこと。それによって5人ほどが負傷した。しかしながら負傷した人数を指で数えられるのは指揮を執っていたものからするととても嬉しかった。

本当に喜ぶべきだろう。

そして何より!アルビン帝国が築いた砦が昼頃に一部分だけが跡形もなく崩れたのはすごかった。

あのびくともしなかった砦が一瞬にして崩壊したのだ。私は感動して涙を流した。そしてこう叫んだ、「勝てるぞー!!!」今思えばとても恥ずかしいがそれほど興奮していた。

ワイバーンが来ることを危惧していたが、昼間はこなかったため夜間敵襲の可能性を考慮して緊急の警戒体制を組んでいた。

できれば夜間にワイバーンは来て欲しくない。

こう願うばかりであった....


どうだ?


面白かったです....


そうでしょ!聞いて良かっただろ?


よかったです。


嬉しいなぁ、久しぶりに君の口から褒め言葉が聞けたよ。


久しぶりですかね?


そうだよ!自分の発言も覚えていないだなんて....


すみませんね。


全くだよ。


続きはないんですか?ワイバーンのことが知りたいですよ。


まだ解読が終えていないんだよ。君も手伝ってくれたら早く続きが知れるかもよ?


あっ!やっぱり大丈夫です。


そんなぁ〜....もう教えてあげないからな!


そうやって言っておいて結局教えてくれるからね。


うっ....痛いところをつかれたな。


まだ現役で冒険者をできる頃はまだそっちのことは考えませんよ。


そうか....やる気になったらいつでも来てくれよな。


「やる気になったら」ですか。


ああ。待ってるぞ。


よく考えておきますよ。


そうしてくれ。





いや〜休みが長いので本当に嬉しいです!

でも、宿題が多いのがつらいですよね....

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よろしくお願いします(*´〜`*)
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