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異世界は生きている  作者: 宮原 匠
第2章 2ヶ国間戦争 (開戦編)
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第49部分 蠢動


アレーク王国とアルビン帝国の国境付近では〜


今から、ここから地面を掘って、あの3キロ先にあるアルビン帝国が築いた壁までトンネルを掘ってほしい!10人ずつにこっちで分けさせてもらったからまずこの紙を見て別れてほしい。



別れたか?その中で代表者を2人決めてくれ。報酬は変わらないから安心しろ!


10分後〜


代表者、10人揃ったな。


1部隊はここから、2部隊はここから、3部隊はここから、....以上だ。言われたところから壁に向けて掘っていけ!さらにだ、一番早くトンネルを掘れた部隊には、追加で報酬をやるから頑張ってくれ。


本当か?


ああ、まだ正確な額は決まっていないが銀貨40枚以上はもらえるだろう。


おお!!


じゃあ早速取りかかってくれ。落盤事故とあまり大きな音だけは絶対に避けてくれ。


分かっている。好きでも音は立てたくない。そうだよな。


ああ、もちろんだ。


じゃあ頑張ってくれ。


落盤事故だけは避けてくれよ....バレてしまうのが一番厄介だ。幸いここら辺の地盤がしっかりしているから無いとは思うけど、でも心配だな。


ー・ー・ー


それぞれの部隊では〜

みんなで頑張って追加報酬ももらうぞ!


おおお!!


穴掘りとトンネル掘りは鉱山で培ってきた技術を使えばいいだろ?


そうだな。幸いにもここの地盤は結構しっかりしている。でもなんのために掘るんだろうな?


そんなことよりも、銀貨40枚以上追加でもらえるのか....とても魅力的だな。


そうだな。頑張ろうぜ。


もちろんだよ。2部隊はもう掘り始めているじゃないか!俺たちも頑張るぞ!


負けてらんねーな!


そうだな。


3日後の視察では〜


もう4分の3までどのチームもきましたか....予定よりだいぶ早いですが安全面は大丈夫ですか?


ちゃんと考慮してありますよ。


ならいいでしょう。この調子だと王の進軍パレード前に間に合いそうですね。


そうですね。


王が計画した方法だと凄いですね。


さすが陛下だよ。今後も楽しみですよ。


ところであれは何をやっているんでしょうか?


それは、空気を入れ替えるものですよ。最深部はマジックアイテムでやっています。


そうか、窒息死には気をつけてくれ。


ありがとうございます。


じゃあ、そろそろ我々も戻りますか。


そうですね。城に帰ったらまたデスクワークが待っているよ。


私もだよ、一緒に頑張ろうな。


そうですね。やらないと溜まって行くだけですのでね。


ー・ー・ー・ー


アルビン帝国では〜


陛下、こちらをご覧ください。


そちらは、アレーク王国の調査書でございます。我々で大切な部分を集めました。


なんだ?


やはり、我々の危惧していた通りぶつかることは避けられないかもしれません。


なぜなら1ページ目をご覧ください。このように人の出入りが激しくなっております。


そうですね。困ったことですよ。


やはりか....ガルバキアの件はどうなった?


依然としてお互いの条件が飲めずにいます。


話が噛み合わないせいで、間に合わないか....


私たちの力がないせいで....すみません。


いや、元々こちらからガルバキア帝国に戦争を仕掛けたのだ。信用されないことはわかっていたが希望は見事に打ち砕かれたな。なんで先代の皇帝は戦争をしたのか....


陛下....


陛下....まだ我々が負けると決まったことではないじゃないですか!


そうですよ!今のことを考えましょうよ。


そうだな。じゃあ、兵はどれぐらいいりそうか?


そうですね....アレーク王国が10万程度の兵がいるそうなので、少なくとも10万は必要かと。


また税金をこの戦争が起こった年に下げる必要があるな。


そうですね。じゃないと反乱が起きかねませんからね。


反乱だけは厄介ですからね。


じゃあ、今年の税金は所得の30パーセントにしますか?


身分の高い人らはそれくらいでいいだろう。身分の低い人たちは25パーセントにしておけ。


良いご決断だと思います。


鉱山の生産を上げれば今年もなんとかなるだろう。サルベルシア王国に宝石を買い取ってもらったらいい。


昔、戦争を起こしたことでこの土地を確保できたのは良かったですよね。


経済効果はいいですよね。


そうだな....この点ばかりは本当に2代前の皇帝に感謝したい。


サルベルシア王国に資金提供をしてくれるよう頼んだことはありますか?


したところで無駄足でしょうな。


そうだな。


そうなのですか....


兵は集まりそうなのか?


はい、集まりはするでしょうが目標の10万にはならなさそうかとおもいます。


そろそろ、砦に人を集めてくれ。


わかりました。今回も以前と同じように砦のせいで諦めてくれるといいんですが....


それは無理だろう。以前と比べて4万も兵の数が多いんだぞ?


この報告は確かなのだな?


陛下、それはもちろんのことでございますよ。


私たちの命に変えてでもこのことは、正確なことだと宣言できます。


なら良い。私は、そなたらのことを信頼している。


ありがとうございます。


感謝します。


良い、続けろ。


ですから、以前のようにはいかずもしかすると苦しい戦いになるかもしれませんな。


おい!王の前でそんなことを言ったら陛下への忠誠が疑われるぞ?


言動には、気をつけろ。


申し訳ありません。


分かれば良い。しかし、それが君の見解か....


はい、そうです。


そうなのか。お前は、昔から素直なのはいいがこれからもそうであると他人に不快な思いをさせるかもしれんぞ?


その忠告を感謝します。


うむ....でも君の行っていることは一理ある。以前と比べて兵が多すぎることだ。


そうですよね?


ああ。私は、後方にいて良いのだろうか?


もちろんですよ、陛下の身に何かあれば我らが責任を負うのでは、遅いですからね。


陛下は、後方ですごされるのが一番良いと思いますよ。


そうか....じゃあそうさせてもらおう。


指揮については影武者にやらせましょう。そうしたらいいと思いますよ。


それはいいな。


ありがとうございます。


戦線は死守させてもらいましょう。


うむ。そうだな。とにかくアルセーイに兵を集めよう。少しでもゆとりが出来るように。


そうですね。


今のところは、どれぐらい兵が集まっているんだ?


8万5千です。しかしながら、最初の方は伸びが良かったですが止まってきているので集まってくれるのは、9万人くらいかと思われます。


そうなのか。


イース、そんだけだったか?


もちろんだよ、ちゃんと調べたのだからな。


武器は足りるのだな?


予備がでるくらいなので武器には問題ないかと思います。


なら良い。流石に我が国の民に武器を持たずに戦えとは言えないからな。


そうですね。なあ、イース、ワイバーン隊は出さないのか?


最初からは出さない。隠し兵器として、一つ前の町に待機してもらう予定だ。


ワイバーン隊は全員で何人になったのか?


現在は36人ですね。まだ、幼いワイバーンを含めたら、56名のワイバーン隊ができるかと....


ワイバーンこそが我々の切り札だから今回は30名出撃させ、残りは王都にいてもらおうか。


それがいいかと思います。王都の守りが薄くなっては良くないですからね。


そうだな。


そういえば、飛龍の研究は進んだのか?


....ワイバーンとあまりにも飼育のレベルが違うせいで苦戦しております。


まだまだ無理そうだな。今年は無理だが、来年くらいからもっと予算をそっちにやったほうが良いかもしれんな。


そうしたら、また進展するやもしれませんね。


そうですね。成功したら、我が国は絶対的な強者になれることも夢ではなくなりますね。


成功してくれたらいいのだが....


我が国の研究者も優秀ですからきっと陛下の期待に応えてくれるでしょう。


ワイバーンだけじゃダメなんでしょうか?


飛龍の方が年齢も長いし、強い。


ワイバーンにも優れているところはあるのだろう?


もちろんですよ。


覚えがいいこと、つまり学習能力が高い。品種配合をしやすい。成長が早い....などですかね。


そうですね。


しかし、飛龍の能力も魅力的だからな。


そうですよね....


難しいところですよ。


話を変えていいか?


構いませんよ。


どうぞ、陛下の意のままにしてください。


助かる。あとどれくらいで、戦争が起こってしまった時のための準備が完了しそうか?


準備完了には最低でも2週間はいるかと思います。

ですが、戦争は高い確率で起こるでしょうね。


それだけで時間足りるのか?短くないか?


既に近くまで兵を進ませてありますから。


イースが、散財してまでやったことだからな。


何!?それはまことか?


ええ、陛下。出血覚悟でやってみましたが見事に私の予想は的中しましたよ。


さすが、優秀なだけはあったな。このことで報酬をやろう。


ありがとうございます。


無謀だと思ったのにまさか成功したとはな....


よくやってくれた!


もったいなきお言葉です。


陛下!この戦いは絶対に勝利しましょう!


うむ。勝利するぞ!そなたらの働きに期待する。


「「「はっ!」」」



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