第42部分 接近者②
じゃあ運ぶぞ。せーの!
よいしょ。
ハルは、いらなかったな。
そうですね....出来ることは、運ぶ時のサポートくらいですね。
まあ、来てくれてありがとう。
いえいえ、大切なパーティの仲間ですからね。
ー・ー・ー
敷物をひいておいたよ。
おお!ヨーム助かるよ。
じゃあフリット、ダッチをゆっくりおろしていくぞ。
はいよ。ダッチは眠っているんだよな?
上級ポーションの副作用で眠くなって寝ているだけだろう。ハルにはとても感謝するよ。
ダッチは大丈夫ですよね。
まあ、ハルのポーションのおかげで大丈夫だと思うが、安静にしておいたほうがいいな。
そうですね。
じゃあ、夕飯の準備でもそろそろ始めるか....
手伝いますよ。
ありがとう。
そういえばこの水は誰が持ってきてくれたのか?
私です。さっきちょっと離れていたときに何かできることはないかと思って川を見つけたから水を汲んでおきましたよ。
助かるよ。でも、ちょっと足りないかもしれないから場所を教えてくれないかな?もっと水を汲んでこよう。
誰が行きますか?
じゃあ、俺が留守番をしておこう。気をつけていくんだぞ。
本当か?助かるよ。じゃあ、3人で行こうかな。ヨーム、案内を頼めるか?
もちろん構いませんよ。じゃあ行きましょうか。
じゃあ、ダッチを頼んだ。
ダッチをよろしくな。
任せておいてくれよな。水の件は頼むぞ。
おうよ。任せとけ!
ー・ー・ー
あら?どこかいくの?
ヨームが見つけた川で水を汲みに行ってくるんだよ。あとテントで、フリットが留守番をしているから、もしテントに戻るなら一緒に留守番をしておいてくれ。
わかったわ。気をつけてね。
メルタ、あんまり離れないでくれよ。
わかっているわよ。野菜がないと思ったから、果物がないかと探していたら、葡萄があったわ。
おお!野菜がなかったけどそれならいいね。
じゃあ、先に戻っているわね。
ああ。
ー・ー・ー
ここですよ。
川が綺麗だな....まるで外にいるかのようだ。川はどこから流れてくるんでしょうかね?
さあな。それはあまり気になっていなかったが外みたいなのは不思議だよな。
魚がいますね。
本当だ!一体どこからやってきたんでしょうか?
ダンジョンは不思議だよなぁ。
そうですね〜まだわからないことだらけですよ。
太陽があったことにとても驚きましたよ。
ああ、確かに最初は太陽があってとても驚いた記憶があるよ。懐かしいなぁって思うよ。
どうしますか?魚を捕まえてみますか?
う〜ん....テントには、フリットとメルタが留守番をしてくれているから、魚を捕まえていくか。
わかりました。一応水だけくんでおきますね。魚をとったあとは、水が、濁ってしまうと思うのでね。
そうだな。じゃあハルも手伝ってくれ。
わかりました!
まあ、こんなもんだろうな。これを物体収納袋に入れておいてくれるか?
わかりました。っ....重いですね。
液体だからな。でも物体収納袋に入れたら大丈夫になるのはいったいどうゆう仕組みなのかさっぱりだよ。
ハルさんは物体収納袋持ちなんですか!?
ええ、親が使っていたものをもらっただけですよ。
物体収納袋を子にあげるとかどんな親御さんなんだよ....
そうですね....[こんな感じに誤魔化せばいいだろうかな。]
日が暮れちゃまずいから、さっさと人数分だけ確保して戻ろうか。
そうですね。
ハル、そこに落ちている木の棒をとってくれるか?
これですか?
そうだ、こっちに投げてくれ。
わかりました。あっ!
えっ?いってー!ハル....ぶつけないでくれよ。せっかく魚を捕まえていたのに....
すみません。コントロールが悪くて....
まあ、いいよ。次から気をつけてくれ。
わかりました。
ハルには槍は向いてなさそうだな。
そうですね。ぶつけられたところが、腫れてきましたよ。
すみません....
気を取り直して、魚とりを再開しよう!
ハル、さっきとってもらった枝は、こうなった。
おお!木の槍ですか。良いやり方ですね〜
ハルも工夫して魚をとれよ。
わかりましたよ。
ー・ー・ー
パッチテストをしてみたがみんな毒は持っていないようだしテントに戻るか。
ちょっと暗くなってきたので足元を注意して行きましょう。ハルさんも気をつけてくださいよ。
わかってますって。それを言うヨームさんだって気をつけてくださいね。
そうだな。
あっ!あそこに火がありますよ!
本当だな。多分あそこかな。
帰ってきたぞ〜
おお、ようやく帰ってきたか。水を汲みにいくだけに時間をかけすぎだろう?
そうよ。何をしていたの?
これをとっていたのさ!じゃーん!
お!魚がいたのか。結構この階層は、自然が豊富でいいな。
そうだな。
じゃあ、川で魚の処理はしてあるから、塩を振って焼こうか。
スルネインさんは、魚の処理ができて凄いな。
だろう?魚は美味しいから好きなんだ。
たしかに、スルネインは酒のつまみに魚系を一緒に食べてるもんな。
フリットは魚は好きじゃないのか?
肉と魚、どっちかを選べって言われたら肉の方が好きだな。早く焼いていってくれよ、お腹がすいたよ。
そうだな。
ヨームさんのつけてくれた火は結構消えにくいから助かっているわ。
木の組み方が良かったんでしょうね。でもメルタ
さんにも生活系魔法は使えますよね?
使えるけど、疲れるから嫌なのよねぇ。だからいつもできる人にやってもらっているわ。
自身の魔力量が少ないと身体に疲労が出ますからね。
そうなのよね〜
ー・ー・ー
もうそろそろ焼けたかな?
たしかに、もうそろそろ食べてもいいかもしれないな。じゃあ食べるか。
よっし!
やっと飯だ〜
ダンジョン内でのご飯は久しぶりだわ。
おいしいと頑張って魚をとった甲斐があったよ。
うん、いい感じに焼けているな。美味しい。
水をこっちにもくれ。
ああ、わかったちょっと待っててくれ....ほら。
ありがとう。
ダッチの分はどうしましょうか?
ハルの物体収納袋に入れておけばいいんじゃないかな?
でも冷めちゃわないですか?
本家の物体収納袋だから冷めないよ。
そうなんですか?
永遠とまではいかないと思うが、ちょっとの間だけだったら大丈夫だろうな。なあ、本家の物体収納袋は確か入れた時の品質を保てたよな?
多分保てたと思うよ?
ダッチの持っているような劣化版はだめだったような気がするわ。
保てると思いますよ。
じゃあ、物体収納袋って大変便利ですね。
それを知らないで使っていたのかよ....まあ、今回の会話で知れたから今後は色々活用できるんじゃないか?
そうですね。ありがとうございます。
じゃあ、ダッチの分は、物体収納袋の中に入れておきますね。
ああ。じゃあ、寝るか。
そうですね。
ダッチは大丈夫かな?
明日には眼を覚ますだろう。
ダッチだからきっと大丈夫よ。
ハルのポーションのおかげできっと大丈夫さ。
そうですよね!
じゃあ、おやすみなさ〜い。
明日も早いからちゃんとねとかないとな。
じゃあ、まず俺が見張りをしているから、フリットは、またちょっとしたら交代な。
わかってるさ。
じゃあ、それまでちゃんと寝とけよ?
ああわかったよ。じゃ、おやすみ。
ー・ー・ー
アルビン帝国では〜
なにっ!そっ、それは本当なのか?
ええ、我が国にとっては最悪の事態です。この状態でアレーク王国とぶつかれば、我が国は、敗北の可能性もあり得ます。
いったい、いったいどうすればいいのか?
ガルバキア帝国に使者を送っていますが依然として膠着状態です....
一刻も早く和解できるようにしてくれ。以前の敵は明日の友になりえるかもしれん。それ故に、条件を下げても良いから、和解をできるようにするように!
本当に良いのですね?
ああ、苦肉の策だ。仕方がないことだよ。
では、早急に膠着状態から脱することができるように尽力してみます。
頼む!
はっ!
もう下がって良いぞ。
では失礼します。
ー・ー・ー
いったい、どうしたらいいんだよ!
こんな時にレジスタンスが、行動を起こそうとしているのは、アレーク王国の戦略なのか?今のところ、大丈夫みたいだが行動したらまずいぞ....
アレーク王国にとって有利に戦争を進められてしまう。ガルバキア帝国と軍事同盟を結べば、まだ勝機はある!大丈夫だ!大丈夫だよな....
ふっ....最近の激務でだいぶやつれてしまったな....妻や娘に心配されるのは嬉しいがなんとかできないものかな?
春休みも残りわずかになってきましたね....




