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異世界は生きている  作者: 宮原 匠
第1章 驚異的な適応能力
22/409

第16部分 ある日のこと

4/14:一部を変更しました。


8/10:仕様を変更しました。


2020年2月17日:改4型に変更の完了が終わったことを報告させていただきます!

今回の舞台〜

赤丸部分が生活保護ギルドの位置です。

(6-4番地の全て)

挿絵(By みてみん)


ー・ー・ー


ある日〜


「学校生活は慣れた?」

[おっ!ハルだ。]


「おかげさまでいい感じですよ〜!」


「それはよかったな!」


「でも、アリッサムの授業は知っていることばかりだからつまらないんだよね....」

[今日はアリッサムの授業がなくて嬉しかったなぁ〜]


「まあ、こうやって会話できているから、雑談以外はあまり有益な情報しかないかもな」

[雑談はおもしろいし、ためになる先生なんだけどな....]


「でも、アリッサム先生の雑談は聞いてても、退屈しないけどね」


「なんか、雑談時以外の授業中に関係ないこと考えてるだろ....?」

[つまんない授業の時は俺もそうするからな....]


「バレちゃいました?」


「まあ大体そんなもんだろ?」


「そうなんですか?」


「俺も既に知っている内容でつまらなかったらそうするからその気持ちはすごくわかる。」


「こんなところに良き理解者ですね」


「ふっ、そうかもな....」


「ダッチ、今日はどうかしたの?」


「それはだな....」


「?」

[なんだろうか?]


「1週間後くらいに10日間くらいの休みがあるだろ?」



 家族と離れ離れになっている人たちも多い。だからそういった人たちが、一時的に帰ったりできるようにするための期間が一定周期で設けられているのだ。



「えっ!?そうなの?」


「知らなかったのか?」

[担任の先生に言われていないのかな?]


「知らなかったよ....」


「だからさ、その時に、俺と一時的にパーティを組んでダンジョンに行ってみないかい?」


「自分も一緒にダンジョンに入っても大丈夫なの?」


「またくわしく説明させてもらうけど、そんなこと心配する必要はない」


「そうなの?」


「ああ、あと宿泊費などは稼いだ分で補填するから心配いらないからな。」


「お願いしてもいいの?」


「誘ってるんだぞ?」


「もちろん行くよ!」


「よしっ!じゃあ冒険者ギルドへ行ってカードを作らないとな」


「カード?」


「証明書みたいなものがあるんだよ」



 およそ15歳がある意味、適性年齢となる。けれども、冒険者スコアの5級を持っている人が1人以上いたらダンジョンに入っていいことになってるんだよ。

 だから、冒険者第5級になっている人をパーティに入れればダンジョンに潜入する資格をほぼ満たすことになるというわけだ。



「へぇ〜そんなものがあるなんて初めて知ったよ」


「まあ、冒険者ギルドにも行ったことがないんでしょ?じゃあしょうがないよ」


「近くに冒険者がいなければ、カードのことを知っている人は結構少ないと思うよ」


「そうなんだ....」


「案内をしてあげようか?」


「じゃあ、ダッチについていってもいいかな?」


「いいよ。」


「ダッチって冒険者スコアってどれくらいなのかな?」


「えっと....今は、7級にいるんだ」


「結構先にいるな....」


「ハルなら一瞬だと思うよ」


「だといいんだけどな〜」


「そうだっ!明日の放課後って空いてる?」


「どうして?特に何もなかったと思うけど」


「冒険者ギルドが作成しているギルドカードを明日、作りにいこう」


「親切にしてくれてありがとう!」


「俺も、初めて冒険者ギルドに行った時はお父さんに連れてってもらったからな。誰かいると安心するだろ?」


「そうだね。じゃあ明日も頼むよ」


「任せとけよ!」


「頼りにしてるよ!」


「じゃあ今からの授業、お互い頑張ろうぜ!言っとくけど、このことは先生には一応言わない方がいいと思うよ」


「ああ。気をつけるよ」


ー・ー・ー


教室にて〜


「シーリン、1時間目ってなんの授業何かわかる?」


「エルクレア先生の魔法の授業だよ〜」


「魔法の授業かな?」

[未知なる授業だから楽しいんだよなぁ〜]


「多分ね」


「エルクレア先生の授業は疲れるから嫌なんだよね....」


SMPソーシャル・マジック・ポイントを使うからしょうがないよね」


「僕は早くシャール先生の薬学を学びたいよ」


「シャール先生?そんな先生がいるの?」


「来年になったら学ぶ教科だったはずだよ?」


「へぇ〜どんな先生なんだろう?」


「平民には優しい先生らしいよ」



 出身が平民階級の場合、平民には優しくなってしまうようだ。

 逆に貴族階級からだと平民を見下す傾向にあるため、オーレックが気を使っている場所の一つになる。



「平民だけなのかな?」


「逆に貴族には厳しい先生らしいよ....」

[ハルは、平民出身っぽいし大丈夫だろうな....]


「差別かな?」


「オーレックさんも大変だろうね」


「そうだね....」


ー・ー・ー


1時間目〜


「今日はみんなが「火球ファイヤーボール」をできるようにしましゅっ、しょう」


《は〜い!》


「でも、『火球ファイヤーボール』は初めてなのでこれくらいの大きさのものが作れるようになれるようにしましょ〜」


[ハル)あっ、噛んだ....]


「じゃあいきますね....『火球ファイヤーボール』!」


《おお〜》


「まあ、こんな感じです。みんなにはこれくらいの大きさをやってみましょう」


「凄いな....」


「こんな感じをイメージをしながら自分のSMPソーシャル・マジック・ポイントを使ってやってみましょう。」


《はーい!》


「くっ、難しい。一体どうやってやるんだ?」


「分からない!難しいよ....」


「それすら出来ない....」


「意外とみんな苦戦しているなぁ....」

[私も習得するまでは結構かかったから今回でできた子は天才の可能性があるな。シーリンなら今回もできるかな?今回は、苦戦しているみたいだから無理そうかな....]


「出来るかもしれません」


「やってみてね」

[まだそんなに時間がたってないから無理だろうな。]


「じゃあいきますっ!『火球ファイヤーボール』!」

[こんなもんかな?]


「すごいな!」


「え....嘘でしょ....」


《おお〜》


「やっ、やるじゃないの....みんなも頑張ってね!」


《は〜い!》


「みんなもハルにコツとかを教えてもらったりしたらどうかしら?助け合いはとても大切よ」

[そっ、そんな馬鹿な....いくらなんでも習得するまでの時間が短すぎよ....」


「ハルっ!教えてくれっ!」


「あっ、抜け駆けはずるいぞ!」


ー・ー・ー


「信じられないわ....」

[見ただけでも、かなりの威力がありそうね....どれ程のSMPソーシャル・マジック・ポイントを練りこんだんだよぅ!!]



 魔法は、自分のSMPをまずどのような形で消費したいかを想像する。まそして具体的にいうと力の仲間みたいなものだ。その次に炎であれば、炎を想像して....行使するもののようだ。



「あの子は、将来有望かね?」


「オーレックさん!どうしてここへ?」


「視察だよ、視察。」


「将来有望になりますかね?」


「どう転ぶか分からないから要注意観察対象ってところかな?」


「楽しみですね」


「そうだな」


ー・ー・ー


50数分後〜


「今日の授業はここまでね〜みんなはこれをもらってから帰ってね。SMPポーションよ!」

[今日にできたのはハルだけかぁ....習得期間が異常なのよね。才能がないと1年以上たってもできない人もいるのに....]


《はーい。》


「シーリン、疲れたな....」


「そうだな、ハル....」


「こういう時にポーションって偉大だと思うよ」


「そうだな....ハルはすごいなぁ。すぐにできて羨ましい」


「いやぁ....図書館の本に書いてあったことをちょっと覚えただけだよ。棚に飾ってある本に書いてあったじゃん」


「あの、古代文字を読むことができるのかっ!?」


「古代文字って何?」


「はるか昔にあ使われてたけど、もう読める人がいなくて、学者も解読に人生を捧げている人もいるくらいだよ。次に現存する中で最も解読が難しい文字としても有名なんだぞ。それをハルは読めるのか?」


「かなり時間がかかったから全部は読んでないな。まだ2ページ弱しか読んでないよ?」


「シーリン、どうしたんだ?」


「ハルがパルメキア帝国文字を読むことができるらしい....」


「えっ!?そっ、それは本当?もし読めたら凄いことじゃないか。まあそんな夢のようなことがあるわけないさ。それが本当だったら恐ろしいね」


「エルマン、そんなにもなの?」


「そんなにもだよ。なあ、放課後にでも図書館に一緒に行かないか?」


「別にいいけど....」


「ありがとう!放課後がすごい待ち遠しいよ!」



つづく〜


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